StartupScreenMaker 2.0

 

■はじめに

 Macintoshには古くからStartupScreenという興味深い仕組みがあります。StartupScreen形式の画像ファイルをStartupScreenという名前でシステムフォルダに入れておくと、起動時にその絵を表示してくれるという単純なものですが、これが結構楽しいものです。

 しかし、AppleはStartupScreenを作るツールを提供していません。(SimpleText & ResEditでもできることはできますが(^^;) )ユーザーは何らかのグラフィックソフトウェアを手に入れなければ、StartupScreenを作ることができないのであります。また、グラフィックファイルの変換プログラムは、フリー/シェアウェアの中にもいくつかあるようですが、どれも高機能でStartupScreen専用の使いやすい物はあまりないようです。

 

■StartupScreenMakerについて

 StartupScreenMakerは、Macintoshで最も一般的なグラフィックファイルであるPICTファイル,およびJPEGファイルをStartupScreenに変換するためのアプリケーションです。動作環境はシステム7以降,QuickTimeがインストールされている必要があります。QuickTime 2.5以降がインストールされていれば,GIFファイル等を開くことも可能です。

 

■使い方

 Finderで、変換したい画像ファイルをStartupScreenMakerのアイコンにドラッグ&ドロップして開いてください。同時に複数のファイルを開くこともできます。

 下の図のような保存ダイアログが表示されます。複数のファイルを開いた場合は順番に保存処理を行います。タイトルバーに現在開いている画像の名前が表示されます。

 [保存]ボタンをクリックすると、StartupScreenを作成します。

 [キャンセル]ボタンをクリックするとStartupScreenの作成を中止します。

 [ファイルのクリエータを変更]チェックボックスをチェックすると、作成したファイルのクリエータをStartupScreenMakerのものに変更します。チェックを外すと、元の画像ファイルのクリエータのままになります。この場合、作成されたStartupScreenのアイコンは白紙のアイコンになる場合があります。

 [ファイルのリソースをコピー]チェックボックスをチェックすると、元の画像ファイルに何かリソースがあった場合、それをコピーします。プレビューアイコンやサムネイル画像等を残したい場合はチェックしてください。チェックを外すとリソースがあってもコピーされません。

 

■おわりに

 StartupScreenMakerはフリーウェアです。著作権は浅利哲が保有しています。配布は自由ですが、ホームページやBBS等に転載する場合には電子メールで連絡していただければ幸いです。


変更来歴

Ver. 2.0 (July 1998)

・JPEGファイル,およびQuickTimeで圧縮されたPICTファイルに対応

Ver. 1.1 (April 1996)

・PowerPCネイティブに対応(FATバイナリ)
・起動時にデスクトップをクリックするとタイプ1のエラーが出る問題を修正
・カーソルが見にくいのでファイル名のテキストボックスの色を白に変更


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