2017年11月17日

Apple IIc その4

カテゴリー: レトロPC

13日の日記のその後です。Apple IIに限らず、キーボード一体型のPCは本体に厚みがあるため、お世辞にもタイピングしやすいとは言えません。市販のリストレストは現代のキーボードに合わせてあるため、やはり厚みが足りません。

Apple Iic リストレスト?以前から何か良い代替品はないかと探していたのですが、ついに見つけました。5x5x30cmのコルク角棒です。僅か800円弱だったので(送料も同じくらいかかりましたが)買ってみました。

IIcのボディ下端の高さはほぼ5cmなので、サイズはピッタリです。素材も質感もリストレストとして申し分ありません。とてもタイピングしやすくなりました。これで色々と捗ります。

テンキーのあるPC-8001等で使うには、もう少し長いものも欲しいところですが、まあテンキーはどうせホームポジションから手を離さなければならないし、これで良いですかね。


Apple Iic フロッピーディスクドライブ次に、前回1つ書ききれなかった話があるので、書いておきたいと思います。

Apple IIcの内蔵フロッピーディスクドライブの蓋には"重要、蓋はゆっくり閉じろ"みたいな注意書きのシールが貼ってあります。これは購入時にも残っていたのですが、当然30年前のシールなので端が少し剥がれて汚くなっていました。そのためボディの洗浄前に剥がしてしまいました。いったんはゴミ箱に捨てたのですが、ふと思い立ってそのシールを綺麗にして、イメージスキャナでPCに取り込んで修正し、透明のラベルシールに印刷して貼ってみたところ、オリジナルと見まごうばかりの出来栄えになりました(^^;)

さすがに現代のPCは道具としては素晴らしいですね。ものの10分か15分で作ったものですが、見た目でこれを偽物と気づく人は、そうはいないんじゃないかと思います。もしこの画像データが欲しいという方いらしたら、何らかの方法で連絡ください(笑)


しかし、こうやって写真に撮って改めて見ると、ケースの上下で漂白の度合いに少し差があるのが気になりますね。サイドは陽が当たりにくいんですよね。次に何か機会があれば(まあ夏になったらですね)下ケースだけ再漂白したいと思います。

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2017年11月13日

Apple IIc その3

カテゴリー: レトロPC

9日の日記のその後です。週末かけて徹底的に綺麗にしました。この手の作業もだいぶ慣れてきたかもしれません。満足いくレベルになりました。

Apple IIc今回はケースを漂白するために全てのパーツを取り外す必要がありましたが、以前のGIGAZINEの記事が凄く参考になりました。

なお、Apple IIcは製造時期によっていくつかパーツ構成に違いがあるようですが、今回のこのIIcはおそらく最初期のもの(ROMも16KBの最初のもの)のようです。

ケースは以前のオーナーによって何度か開けられたことがあるようで、ケース同士を固定するための爪が、何ヶ所か折れていました。届いたときから、中で何かカラカラ鳴っているので不安だったのですが、折れた爪でした。ケースはネジでも固定されるので、何ヶ所か折れたところで特に問題はありません。

トップケースの上部には排熱のためのスリットが開いていますが、その裏には、なんと不織布が貼ってありました。たしかに埃が入りやすい部分ですが、ここまでしてある電子機器は見たことがありません。幸い、綺麗に剥がせたので洗って再利用しました。元は、おそらく薄めた木工用ボンドか何かで貼ってあったのだと思いますが、剥がせなくなると嫌なので紙用のスティック糊で何ヶ所か固定しました(^^;)

Apple IIc マザーボードマザーボードも外して洗浄しましたが、ここは分解された形跡がありませんでした。ケースから出ている支柱の一部を溶かして固定しているようなところがあったので、そこはカットしました。

キーボードのキーの下には、GIGAZINEの記事にもあったとおりゴム製のシートがあって、例によって経年劣化が酷い状態でした。水洗いするとボロボロと海苔のように粉々になってしまいました。ちなみにその下には更に合成皮革っぽい素材のシートがあり、そちらは良い状態でした。

かなり厳重な作りになっていますが、ゴムシートがなくなったら、逆にキータッチが良くなったように感じます。フニャフニャした感触だったのが、メカニカルキーらしい軽快なタッチになりました。このゴムシートはいったい何のためにあったんですかね。埃が入りにくくなる、また乱暴にキーを叩いても壊れにくくなるというメリットはあるかもしれませんが、はっきり言って不要ですね。

Apple IIc キーボードなお、キースイッチ自体も少し調整しました。IIcのキーボードはアルプス製とAtlanta Photocircuits製があるそうで、これは後者のようです。このスイッチにはΩ記号を逆さまにしたような針金が入っていますが、これはキーを押したときに抵抗を与え、更に押し込んだときにカチっというクリック感を出すためのもののようです。(Cherry青軸の感触に少し似ている)ただ、この針金が閉じすぎているとキーが引っかかるような感触になり、逆に不快です。いくつかのキーがそうなっていました。

そこで、1つ1つ針金を(ほんの少しだけ)曲げて調整しました。広げすぎると今度はクリック感がなくなってしまいますが、それはそれでアリかもしれません。実際、ESCキー(フルキーの左上)の針金は錆びて折れていましたが(何か液体が混入したようです)タッチ自体は悪くないです。(Cherry茶軸のようなスムーズな感触)

Apple IIc フロッピーディスクドライブフロッピーディスクの挿入口の部分も漂白する関係で、そこも分解したのですが、こちらはアルプス製です。MADE IN JAPANでした。ベルトドライブなので、そのうちダメになると思いますが、交換はとても簡単そうなので、合うサイズのベルトが手に入れば自分で修理できると思います。

漂白はボディ(上、下、背面)とスペースキー、前述のフロッピーディスク挿入口のみ行いました。スペースキー以外のキーは変色を感じなかったので、洗浄のみです。

以上、例によってこれで他者由来の埃や雑菌はほぼなくなったと思うので、気持ちよく使えますね(^^;)

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2017年11月 9日

Apple IIc その2

カテゴリー: レトロPC

昨日の続きです。Apple IIcは標準でRS-232Cポートを搭載しているので、最新のPCとのデータのやり取りが可能です。ADTProというフリーソフトが定番のようで、エミュレータ等で使われているディスクイメージファイルを簡単に送受信できます。Javaで作られているので、Macでも使用可能です。公式サイトにはケーブルの作り方の解説まであり、至れり尽くせりです。事前に自作しておきました。さすがにApple II、かつての名機、なんでも揃ってますね。

20171109-00002.jpgUSBシリアル変換器も持っているので、今回はMacで試してみました。Apple IIはROMに簡単なシリアル通信のプログラムを持っているようで、最初にそれを使って接続し、Apple II側のプログラムをインストールします。転送が終わると自動的にプログラムが立ち上がるので、そこからはもうディスクイメージの転送が可能です。実際には、まずADTPro自身が入ったディスクイメージからブートディスクを作ることになります。これで次回からは簡単にデータ転送が始められます。

受信したデータはそのままディスクに書き込むことになりますが、Apple IIのディスクは僅か140KBなので、ほんの数十秒で終わります。ディスクは事前にフォーマットが必要ですが、それもこのプログラムから行えます。

20171110-00006.jpgネット上にはApple II用の様々なディスクイメージがあるので、いくつか試してみました。まずはApple IIの名作ゲームの1つ、Mystery Houseです。アドベンチャーゲームの元祖とも言える作品で、かなり以前にパブリックドメインになっていたようです。私も子供の頃、やりたくて仕方ありませんでした。まあ、今やってもあまり面白くないかもしれませんが(英語だし)当時はアドベンチャーゲームという未知の世界に、かなり興奮しました。

とはいえ今の私は、レトロPCは好きだけど、レトロゲームにはあまり興味がありません。子供の頃、パソコンに憧れた理由の1つがゲームだったことは否定しませんが、家庭用ゲーム機が普及した80年代半ば以降は、そういう憧れは半減しました。アドベンチャーゲームはキーボードのあるPCじゃなくちゃできないだろうとか思ってたら、コマンド選択式でどんどん出ましたしね・・・。

ネットを見ているとレトロPC愛好家の多くはゲーム愛好家でもあるようですが、そうでない私は珍しいタイプなのかもしれません。私は単に昔の機械に触れて体感し、愛でたいだけなのです(笑)あとはプログラミングとか、ちょっとした機械いじりがしたいんですよね。実際、この時代のPCは人間とハードウェアとの距離が凄く近いので、機械をいじってるという感覚が非常に強いです。今のPCは人間とハードウェアの間に、何層にも及ぶソフトウェアの障壁が存在していると言っても過言ではありません。その中身もブラックボックスすぎて素人はおろか玄人にも手が出せません。もう少し単純で、ワクワクする最新機器というものが出てこないものですかねぇ。


関連リンク
Apple IIc その3 (2017年11月13日)

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2017年11月 8日

Apple IIc

カテゴリー: レトロPC

eBay(セカイモン経由)で、1984年発売の8bit機、Apple IIcを入手しました。(//cと書くのがマニアなのかな?(^^;) )

Apple IIcApple IIシリーズは、8月にレトロPC収集を解禁してからずっと"欲しいものリスト"のトップだったのですが、国内ではなかなかリーズナブルな価格で手に入らず、ついにeBayに手を出してしまいました。

しかし、さすがにアメリカはアップルのお膝元ですね。凄い物量です。相場も日本の半額くらいでしょうか。送料が何倍もかかりますが、それでも安いです。

Apple IIというと初代からIIeまでのデザインが基本なんでしょうけど、私の美的感覚からすると、ちょっと大きすぎます。そんなわけで私は発売当時から、このIIcが好きでした。雑誌の記事か広告で見てから、ずっと憧れていました。後に有名になるフロッグデザインの手によるコンパクトな白いボディと専用の9インチモニタの組み合わせが非常に未来的でした。このサイズに5インチのフロッピーディスクドライブを搭載しているというのも驚きですね。今回のこの個体はちょっと黄ばんでいますが、この程度なら問題なく漂白できるはずなので、そのうちやりたいと思います。

モニタはいつものやつですが(何か貼ってあるのはスルーの方向で(^^;) )Apple IIはコンポジット出力(いわゆるビデオ出力)なので、Amazonで見つけた2千円くらいのアップスキャンコンバータをかまして接続しています。Apple IIのコンポジット出力は、最近の液晶テレビでは映らないこともあるそうなので、ちょっとギャンブルでしたが、コンポジットとは思えないほど綺麗に表示されています。80桁も意外と読めますね。

Apple IIc 電源電源(写真手前)は外付けなのですが、ACアダプターと呼ぶには巨大すぎるサイズで、ケーブルも太くて硬くて取り回しがしにくいです。また、ちゃんと動作はしているのですが、なんだかたまにノイズ音がします。ビーンという感じの音で、これはコイル鳴きってやつでしょうか? もともとアメリカの115V 60Hz専用の電源なので、そのせいですかね。

しかし、こんなこともあろうかと、別の出品者から新品の代替電源(写真奥の黒いやつ)も落札しておきました。小さくて軽いし、日本の(関東の)100V 50Hzにも対応しているので(コンセント側の付属ケーブルも日本仕様の2ピンだった)普段はこちらを使おうと思います。純正は予備ということで(笑)

なお、写真のいちばん奥のにある白いテーブルタップも今回新調したものです。モニタとアップスキャンコンバータがどちらもUSB電源なので、USB端子が付いているタイプを買いました。これは便利ですね。

5インチ フロッピーディスク&クリーナーフロッピーディスクは、本体が届くまでのあいだ(2週間くらいかかった)日本で購入しておきました。Apple IIのドライブは1D(片面倍密度)ですが、さすがにそんなメディアはもう手に入らないので、2DD(両面倍密度倍トラック)で代用します。2HD(両面高密度)は使えないらしいので2DDが必要なのですが、こちらもなかなか手に入りません。とりあえずネットで見つけた3M製とノーブランド品を10枚ずつ買いました。古いものは新品でもカビてることがあるそうですが、肉眼で見た限りどちらも問題なさそうです。念のため、ドライブ用のクリーナーも買っておきました。

動作確認がてら、これまた別の出品者から落札したProDOSのディスクをバックアップしてみましたが、ちゃんと動いているようです。ちなみにこのIIcのフロッピーディスクドライブ、電源投入時などにガーガーと凄い音がして心臓に悪いのですが、こういうものなんですかね?(^^;)


関連リンク
Apple IIc その2 (2017年11月09日)

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2017年11月 4日

Apple Macintosh IIsi 修理

カテゴリー: レトロPC

8月のお盆休みのとき、所有している古いPCを何台か出してきて動かしてみたのですが、そのときMacintosh IIsi(1990年発売)の電源が入らないことが分かりました。

Macintosh IIsi実際には、最初は途中まで起動したのですが、アイコンパレードのあたりでブツっと電源が落ちてしまい、その後うんともすんとも言わなくなりました。長いこと使っていなかった機器の電源をいきなり入れると、そこでとどめを刺してしまうことがあるそうですが、今回のもそのパターンでしょうか。最悪、火を噴いたりすることもあるようです(笑)

おそらく電源の故障、パーツは電解コンデンサだろうとは思っていましたが、そのまましばらく放置していました。(ハードディスクは抜いて別のマシンに入れたりしていた)

Macintosh IIsi 電源先日、重い腰を上げて電源のケースを開けてみると、予想通り基板の電解コンデンサが、いくつか液漏れしていました。そのコンデンサにはLongLifeとか書いてあってイラっときましたが、まあ25年モノじゃ仕方ないですね(笑)電解液は電源の下にあるマザーボードにもこぼれ落ちていて、このまま放置すると基板もダメージを受けるので、思いきって交換修理することにしました。修理したからといって、今後このIIsiを何かに使おうというわけじゃないのですが、いざというときのための練習として、壊してもいいやという気持ちでやってみました。

電源はどうやらソニー製で、パーツがかなり密集しています。私はこの手の作業はそれなりに経験豊富ですが(昔バイトでやっていたことがある)リスクのある電源の修理ということもあって、さすがに少し躊躇しました。特に、古いパーツは取りにくいという話ですしね。でも1つ外してみたところ意外となんとかなりそうです。以前購入した半田吸取器が大いに役に立ちました。これがなければできなかったと思います。あとは根気よくやるだけです。

Macintosh IIsi 電源調べてみると、電源基板の電解コンデンサの数は全部で14個です。今回はそのうち10個を交換しました。(左の写真はその10個を抜いたあと) 部品代は1,500円くらい。1個ずつ買うと高いですね。

交換しなかったのは、中央の大きめの2個と、面実装の小さなもの2個です。前者は買うと高そうだったから(笑) 後者はメイン基板に直立して取り付けてあるサブ基板(右のケーブルの束の左にある)にあり、交換が大変そうだったからです。本当は全て交換したほうがいいのは分かっているのですが、これで直らなかったら改めてやることにしました。どちらも見た目は大丈夫そうでしたしね。

Macintosh IIsi 画面コンデンサを交換して全ての基板を洗浄したあと、念のためベランダで電源+マザーボードのみのテストをしました。(マザーボードがないと電源投入できない) 幸い何の問題もなく、改めて組み立てて試してみると、あっさり起動しました。そのあと小一時間ほどテストしてみましたが、快調に動作しています。

残念だったのは、いつもの8インチのSVGAモニタには映らなかったことです。(最初は修理失敗かと思った) Quadra 700では使えたんですけどね。古いシャープの19インチSXGAモニタには映ったのですが、これだとアスペクト比が5:4なので、縦に少し間延びしてしまいます。なお、このモニタでは640x480の34kHzとして認識しているようです。本来のVGAは31kHzだと思いますが、QuadraはIIsiより新しいので、両方に対応しているのかもしれませんね。


サンワサプライ 3.5クリーニングディスケット CD-31W
FDD(フロッピーディスクドライブ)にも1つ問題がありました。読み書きは快調だけど、ディスクが排出されません。(MacのFDDはオートイジェクトで、デスクトップにマウントされたディスクのアイコンをゴミ箱にドラッグすると排出される)

排出時に、あの独特の音がしないので、メカではなく電気的な故障でしょうか。まあ、横の穴に棒をつっこめば排出できるのでOKですが、これも練習と思って、そのうち分解してみますかね。なお、事前にフロッピークリーナーも買っておいたので、ヘッドのクリーニングもしておきました。これ、Amazonで400円くらいでしたが、そのうち手に入らなくなると思います。

DiiMOCache 50MHzちなみにこのIIsiは、私の初めてのMacです。中古で購入したあと何年か使って、そのあと友人に譲渡したのですが、数年後にまた帰ってきました。これにはDiiMOCacheという、68030 50MHzのアクセラレータも入っていて(オリジナルのIIsiは68030 20MHz)当時のOSで使うとかなり快適です。せっかくだから、もうしばらく手元に置いておくことにします。

以上、ダメ元でやった修理でしたが、成功するとそれなりに嬉しいですね。経験値が上がった気がします(笑)

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2017年11月 3日

写真日記239

カテゴリー: 写真

久々に晴れの休日となったので、先日入れなかった袖ヶ浦海浜公園まで行ってきました。天気は最高で海の青も綺麗でしたが、写真は代わり映えしないので少な目です。

袖ヶ浦海浜公園 1 袖ヶ浦海浜公園 2

PENTAX, K-5 II s
DA★16-50mm F2.8 (16mmで撮影)
絞り優先AE (F8, 1/250秒, 露出補正 -0.5), ISO 100

PENTAX, K-5 II s
DA★16-50mm F2.8 (16mmで撮影)
絞り優先AE (F8, 1/500秒), ISO 100

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2017年10月22日

EPSON HC-40 その3

カテゴリー: レトロPC

16日の日記のその後です。データレコーダーとRS-232Cのケーブルを作りました。

EPSON HC-40 自作ケーブルHC-40のデータレコーダー端子はミニDIN 5ピン、RS-232C端子はミニDIN 8ピンと、規格品ではあるものの他機種にはあまりない独自のピンアサインです。特に5ピンは珍しいですね。

データレコーダーは今回もPCMレコーダーで代用する予定なので、リモート端子は省きました。これ、PC-8001用のときは詳しく書きませんでしたが、市販のモノラル音声ケーブルを2つに切って、そこにPC側のコネクタをつけています。これによって部品代の節約と(市販ケーブルは非常に安いものが多い)工作の手間を減らしています。ちなみにミニDINはコネクタのシェルが細いので、ケーブルが穴に通らなくて苦労しました。ケーブル側の黒い皮膜を少し削っています。

RS-232Cケーブルも、市販の安い延長ケーブルをカットして利用しました。RS-232Cは接続相手によってストレートとクロスという2種類のケーブルを使い分ける必要があるので、どちらのケーブルを作るべきか迷いましたが、HC-40の端子を今の標準のD-Sub 9ピンに変換するケーブルというコンセプトで(つまりストレート)短めに作りました。ここに市販のケーブルを繋いで使います。この方法ならこれ1本で、どんな目的にでも対応できます。

ただ、購入したケーブルが実は延長ケーブルではなかったようで、コネクタはオスとメスなのに、ネジは両方ともオスという珍しいタイプでした。したがって、ケーブル同士のネジ止めはできません(^^;) まあ、常時接続はしないと思うので、実用上は問題ありません。

また、今回のミニDINコネクタの部品には、1つ問題というか誤算がありました。HC-40の接続端子はボディから少し奥まった位置にあり、ケーブルのコネクタが太いとうまく刺さらないのです。今回購入したコネクタはまさにそれで、仕方ないのでシェルの先端を少し削っています。5mmくらい削ればOKだと思いますが、後から加工したので少し汚くなってしまいました。


EPSON HC-40 背面本体背面の写真も載せておきます。レトロPCを入手しようと思ったときに、ネット上にあるインターフェイス部分の写真はかなり参考になるので、私もささやかながら、それに貢献したいと思います(^^;) 端子は、向かって左からCASSETTE、SERIAL、RS-232C、PRINTER、ADAPTORです。SERIALとRS-232Cの違いは、よく分かりません。

PCの下にある黒いものは、100円ショップで購入したB4サイズのPCケースです。HC-40はほぼピッタリA4サイズですが、現代のノートPCより厚みがあるので、大きめのものを買いました。たったの100円ですが、家で埃や紫外線を防ぐ目的なら十分です。

ボディ後部の両端には収納式の足があり、全体に角度を付けることができるようになっています。液晶のチルトアップとあわせて多少の角度調整が可能です。この手の機器はデスクトップで使うと照明が映り込みやすいのが難点ですが、ちょっとでも角度を変えるだけで見やすくなるので、こういった機構はかなり有効ですね。


作成したケーブルの動作はまだ簡単にチェックしただけですが、2つとも問題なく使えています。RS-232CはWindowsマシンとクロスケーブルで繋いで、最高速の38400bpsでの通信を試しました。HC-40からの送信はBASICのLISTやSAVEコマンドが対応しており、例えば以下のように記述するようです。

LIST "COM0:(G8N10NN)"

右のほうの括弧内の記述は初期化コマンドです。これはエプソン独自のものか、もしくはCP/Mも同じでしょうか? いちいちマニュアルを見ないと分からないのが非常に面倒です。簡単に書くと、最初のGが38400bps、次の8は8bit、次のNはパリティなし、次の1はストップビット1、次の0は英語の説明が長くて適当なのですが(笑)これでハードウェアフロー制御がONだと思います。次のNはXON/XOFFなし、最後のNがShift-in/Shift-outなしです。詳しくはBASIC REFERENCE MANULAのChapter 5に解説があります。

試した限り、LISTとSAVEはどちらも同じことをやっているようで、送信データは同一でした。中身は単なるテキストデータで、終端にはEOF(1AH)がついていました。

逆にHC-40での受信はLOADコマンドで可能なはずですが、今のところうまくいっていません。Windows側から、SAVEで受信したデータをそのまま送信してもだめでした。そもそもHC-40側の受信がうまくできていないのかと思って、OPENとINPUT文で簡単な受信プログラムを組んで試したりもしたのですが、そこは問題ありませんでした。ハードウェアの不具合ではなさそうです。LOADコマンドの仕様が分からないので、ここはあとで調べてみたいと思います。

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