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2013年10月10日

Win32アプリの64bit対応

カテゴリー: プログラミング

ちょっと前に仕事で、Windowsアプリの64bit対応作業を行いました。元はWin32 APIで(C++で)組んだアプリで、そのソースを32bit/64bit両対応に修正したわけですが、事前に考えていたよりずっと楽でした。intやlong、float、doubleなど、基本的な数値型のサイズが32bit版と変わっていないので、非常に安心感があります。ポインタだけは当然64bitになっていますが、それを32bitの変数に代入したりすればコンパイル時に警告が出るので、慎重に対応すれば問題ありません。ちょっと肩透かしなくらい簡単でした。

ただ、64bitアプリからは32bitのDLLが呼べないので、使用しているDLL(他人が作ったものとか)が32bitにしか対応していないと困ります。今回も、とあるハードウェアのSDKがそうだったので、そこだけ32bitの別アプリにして、アプリケーション間通信で対応するという面倒なことをしました。こういった裏ワザ的な対処方法は他にもいくつかあるようですが、時間がないと大変ですね。

最近は市販のPCも、はじめから64bit版Windowsを搭載しているケースが増えてきました。ドライバ関連はだいぶ揃ってきているし、そろそろ本格的な64bit時代ですかね。まあ、WindowsのWOW64(64bit版Windows上で32bitアプリを動かす仕組み)は非常に良くできているので、あまりメモリを使わないアプリは、無理に64bit化しなくても良いとは思いますけどね(^^;)



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