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2022年4月12日

Vital Audio ENCOUNTER VAPS-4

カテゴリー: DTM/楽器

ギターネタが続きますが、たぶんそろそろ終わりです・・・。コンパクト・エフェクターにはペダルがついているので、1つ1つのオン/オフを足で簡単に切り替えられるのがメリットですが、たくさん繋ぐと色々と気になる問題が出てきます。


まず1つは、直列に繋いだ場合の無駄な経路です。例えばコンプレッサー → ディストーション → コーラス → ディレイと繋いだとして、クリーントーンで弾きたいときはコンプレッサーとコーラスのみ、歪ませたいときはディストーションとディレイなど、どうしても使わないものが出てきます。私が使う4〜5台程度なら全く問題ないのかもしれませんが、理論上は音のために良いわけがないので、どうしても気になります。(問題点1)

また、この例でクリーンと歪みを切り替えるためには、その都度ペダルを4つも踏まなければなりません。マルチエフェクターのようにペダル1つで切り替えられる環境に慣れていると、これはかなり面倒です。(問題点2)

でもまあコンパクト・エフェクターってそういうものだよね〜と最初は思っていたのですが、どうも今はスイッチャーと呼ばれるアイテムがあるようですね。私がコンパクト・エフェクターを使っていたのは高校生のときから数年くらいですが、そんなものは(たぶん)ありませんでした。あったとしても高くて私の目に入らなかったのだと思います。


20220412-0004.jpg前置きが長くなりましたが、CUTTING EDGEのためのエフェクトボードを組むと決めたときから、スイッチャーが欲しいと思っていました。最初は2ループ切り替えの単純なものを買おうと思っていたのですが(One ControlのMinimal Series White Loop等)ワウペダルは使わない方針にしたのでスペースに余裕ができました。手持ちのこの小さなボードに入り、電源供給ができてプログラマブルであることを条件に検討した結果、Vital AudioのENCOUNTER VAPS-4に決めました。写真の赤いやつです。ちなみにコンパクト・エフェクターの色は様々なので、私は配色にも気を使います。同系色で統一できれば良いのでしょうが、そうもいかないので、であれば逆にカラフルにしたいです(笑) そういう意味でも、今回の赤は魅力的でした。

閑話休題、これに最大4台(4ループ)のエフェクターを繋いでおくと、ペダルでそれぞれオン/オフが切り替えられるというのがスイッチャーの基本的な機能です。(これで問題点1が解決)更に、この製品にはプログラム機能があるので、そのオン/オフ状態を記憶させておき、ワンタッチで切り替えられます。(問題点2が解決)

こんなものが1万円台で買える時代になっていたのですね。とりあえずクリーンとドライブ(歪み)と、それぞれワウの有無で4プログラム登録してみましたが、これは快適です。4つのペダルそれぞれに5つずつ記憶できるので(5バンク✕4ペダル)最大20プログラム保存できることになります。もちろんマルチエフェクターのように各エフェクトの設定値まで保存できるわけではありませんが、これだけでもかなり便利です。

配線は思ったより苦労しました。買う前にサイズを測った段階でギリギリかなとは思っていたのですが、太めのケーブル(特にコネクタ部分が)だと厳しかったので、改めて細いものを買いました。なお、エフェクターは5つあるので、ディレイ(黄色のやつ)だけはこのスイッチャーの出力の先に繋いでいます。ディレイは常にオンで使うことを前提としました。

機能的には期待どおりですが、不満があるとすればペダルでしょうか。ちょっと重めというか、カチっと押し込む感じで硬さがあります。エフェクターについているペダルにも同じようなタイプがありますね。靴で踏むとき感触があったほうが良いからでしょうか。それともノイズ対策かな? どちらにせよ手だと押しにくいし、音もちょっとうるさいです。



また、このスイッチャーにはチューナー出力があります。いちばん右のペダルを踏むと全体がミュートされ、チューナーにだけ音が送られるようになるという、非常にクールな機能です。これだけでもスイッチャーを使いたくなりますね!(笑)

ただ、私はもうクリップ式のチューナーしか持っていなかったので、安いのを買いました。KORGのPitchblack miniです。販売店のレビューを見るとあまり評判が良くないのですが、チューナー部分はちゃんとしているようです。色は5色あるのですが、オレンジがいちばん安かったので(5千円弱)それにしました。この色なら他のエフェクターともかぶりませんしね(^^;)

なお、レビューには入力端子が緩いという話が散見されますが、私のは大丈夫でした。また、バイパスの音にノイズが乗るという問題もあるようですが、私は直列に繋いだりはしないので、仮にそうだったとしても気にしません。肝心のチューニングは、反応も早いし、ディスプレイの動きも格好良くて気に入りました。


最後に、この小さなエフェクトボードについても書いておきたいと思います。これはCLASSIC PROのCPEC400LITEです。実はBOSSのSY-1を買った頃に、小さなボードを組もうかなと思って用意したのですが、いくつかエフェクターを入れたままで、ずっと放置していました(^^;)

でもこれ、低価格のわりに作りはしっかりしていて安っぽさもなく、かなり気に入っています。上の写真では蓋がつけっぱなしになっていますが、取り外しも簡単です。今回の私のギター人生最終章(たぶん)は、このボードサイズを上限としてやっていくつもりです。

まあ、予算的にそろそろ限界です。2月にスタインバーガーを買ったあと、ギター関連だけで更に10万円くらい使ってしまいました。コンプレッサーだけ古いので、あとそれだけは買い換えるかもしれませんが、とりあえずこれで完成としたいと思います。



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