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2017年2月 6日

KORG volca fm その後

カテゴリー: DTM/楽器

昨日の続きです。volca fmのファーストインプレッションです。

まず音ですが、やはり良いですね。我が家にはDX7IIがあるのですが、かなり劣化していてノイズ等も多いので、それよりずっと良い音に感じます。プリセットの音色にはコーラスもかかっているので、全体的にかなりゴージャスな印象です。

内蔵スピーカーの音も比較的まともで、部屋でひとりで楽しむならこれで十分な気がします。音声出力はヘッドフォンのみですが、ライン出力として使っても問題なさそうです。

本体の鍵盤はタッチ式ですが、以前購入したmonotribeと比べても反応が良く、リズミカルな演奏にもちゃんとついてきます。マルチタッチも可能なので和音も弾けます。練習すれば、簡単な演奏ならできそうなほどです(^^;)

このタッチ式の鍵盤には当然ベロシティセンスはないので、それは専用のスライダーでコントロールします。これはこれで面白いのですが、MIDIキーボードを繋いで演奏した場合も同様にベロシティ情報が無視されてしまいます。これは非常に残念ですね。買う前に知っていたら、購入を躊躇したかも・・・。

実際にreface DXを繋いで試してみたのですが、refaceとvolcaをMIDIで接続し(そのままだとrefaceの内蔵音源も鳴ってしまうのでローカルコントロールもOFFにし)更にrefaceのAUX INにvolcaの音声出力を繋ぐと、refaceの内蔵スピーカーからvolcaの音が出ます。これはまるでvolcaがrefaceの外部音源になったかのようで楽しいのですが、ベロシティ情報が無視されてしまうので魅力半減です。ぜひファームウェアのアップデートで対応してもらいたいものです。

音色データはDX7と互換性があり、DEXED等からMIDI経由でエクスクルーシブデータを送信するだけで音色がコピーできます。ただ、全32音色まとめてコピーできるらしいのですが、なぜか我が家の環境(macOS Sierra, Cubase 9, DEXED 0.9.2)では1音ずつやらないとうまく転送できませんでした。また、音色によっては、うまく音が出ないものもありました。DEXEDのせいという可能性もありますが、互換性がもう1つなのかもしれません。

volca側で音色エディットもできるようですが、作った音をバックアップしておく手段がないので(もう1台あればコピーはできるらしい)DEXEDで作成して、使いたい音をvolcaに転送するというのが現実的ですね。

内蔵のシーケンサーはプリセットのパターンを聴いた限り、なかなか面白そうなので、これでリフを作って、リアルタイムに音色を変えて遊ぶというのが、この機械の主な使い方になるのかもしれません。


訂正
・コーラスは音色の選択でON/OFFされたりはせず、単に出力段にあるエフェクターのようです。したがってONのままにしておけばプリセットの音色でなくてもかかります。


関連リンク
KORG volca fm その後2 (2017年02月16日)



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