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2019年1月27日

SHARP MZ-700 その2

カテゴリー: レトロPC

22日の日記のその後です。前回ちょっと書いたBASICのテープのバックアップですが、いろいろ調べてみました。まず、データレコーダー内蔵のMZ-721と731では、背面にある外部データレコーダー用の端子は使えないようです。データレコーダーを外して、そのコネクタから背面端子へ信号をバイパスするようなケーブル(データレコーダーのないMZ-711には付属している)を繋ぐ必要があるようです。コネクタのパーツさえ入手できれば自作もできそうですが、すぐには無理ですね。

というわけで、内蔵データレコーダー1台のみでテープにバックアップする方法を調べました。MZの機種によって方法が違うようで、なかなか見つけられなかったのですが、以下のサイトにそのものズバリの情報がありました。日本のPCなのに英語の情報しか見つけられなかったのが残念ですが、このサイトは手順がかなり丁寧に記述されていて分かりやすいです。

MZ-700 - Make a copy of S-Basic - Sharp MZ


カセットテープ20年ぶりくらいにカセットテープを購入して試してみたところ、1つ問題が出ました。新しいテープにコピーする際、なぜかデータの終わりが検出されません。本来なら3分半くらいで終わるはずなのですが、テープがなくなるまで終わりませんでした。そのせいかベリファイもうまくいきません。データの終わりが記録されていないためしょうね。途中で強制終了が必要です。おそらく海外版のMZ-700は日本版と少し違うのかもしれませんね。

とはいえ、ベリファイは途中で(3分半以内に)エラーが出なければOKなのかもしれません。コピーしたテープでもちゃんとロードできるし、マスターテープ同様にロードが終わったところで(3分半くらいで)テープが止まります。動作も今のところ問題はなさそうです。

なお、この情報はMZ-700のUSER'S MANUALにも載っているようです。日本語版のマニュアルが入手できれば、うまくいくかもしれませんね。


MZ-700 カラーバーBASICのバックアップができたところで、1つプログラムも作ってみました。例によっていつものカラーバーです(^^;)

MZ-700はグラフィック機能がないので、COLORコマンドで座標を指定して背景色と文字色を同じ色にするという方法で実現しています。プログラムはシンプルですが、実行速度はかなり遅いです。描画が終わるまで11秒くらいかかります。これまでの機種で最遅ですね。

MZ-700 カラーバー プログラムまた、いつもは描画後に何らかのキーが押されるまで待って、押されたら画面モード等を元に戻してから終了するように作っているのですが、S-BASICでキー入力を取得する方法がまだ分かりません。仕方ないので、無限ループにしてSHIFT+BREAKキーで止める仕様としています(^^;)

マイクロソフト系のBASICにあるINKEY$はないようですが、別の方法があると思うので、あとで調べてみたいと思います。でもまあ、無限ループの前で色を戻しているので、実用上これで問題ないと言えばないんですけどね。


関連リンク
SHARP MZ-700 その3 (2019年02月03日)

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2019年1月22日

SHARP MZ-700

カテゴリー: レトロPC

ヤフオクでシャープのMZ-700(データレコーダー内蔵のMZ-721)を入手しました。1982年発売の8bit PCです。

SHARP MZ-700シャープのMZシリーズは子供の頃、特にMZ-80BMZ-2000に憧れていたのですが、ああいう巨大なディスプレイ一体型マシンは入手できたとしても置く場所に困るんですよね。そこで以前からディスプレイ分離型のこのMZ-700を狙っていたのですが、出品数は多いけど、BASICのテープが付属しているリーズナブルな完動品に、なかなか出会えませんでした。今回入手したものは少し黄ばんではいるけど、かなり綺麗で満足です。

当時のシャープのPCはクリーンコンピューターと呼ばれ、競合他社の製品と違いROMにBASICがありません。したがって、起動するたびにテープやディスクから何らかの基本ソフトを読み込む必要があります。まあ、現代のPCと同じですね。ソフトがなければ何もできません。MZ-700にはS-BASIC(シャープ製)とHu-BASIC(ハドソン製)の2本のBASICが付属していたようですが、今回入手できたのはS-BASICのみです。とりあえず1つあればOKですが、機会があればHu-BASICも手に入れたいと思っています。たまに出品されていますしね。

また、同様の理由で内蔵データレコーダー(カセットテープレコーダー)が壊れると何もできなくなるのがMZシリーズの難点ですが、MZ-700は外部レコーダーにも対応しているのがありがたいですね。S-BASICもデジタルでバックアップして、そちらからも起動できるようにしておきたいです。(まだ方法は分からないけど)

モニタは、以前入手したPC-8001FM-7等と同じ仕様のデジタルRGBで、15kHz対応モニタでそのまま映りました。内蔵データレコーダーからのBASICの起動も問題なくできました。

ちなみにシャープのBASICはマイクロソフト系のものとは少し構文が違います。昔、MZ-80Bの入門書は持っていて何度も読んだのですが、全く覚えていないので、ネットで調べて、何か作ってみたいと思います。マニュアルが入手できると良いんですけどね・・・。


関連リンク
SHARP MZ-700 その2 (2019年01月27日)

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2019年1月17日

2hp VCO

カテゴリー: DTM/楽器

2hpのVCOを買いました。(写真中央付近の細長いやつ) 2台目のアナログ・オシレーターです。

モジュラーシンセこれまで購入してきたアナログシンセはどれもVCOが1つでしたが、モジュラーはこうやって拡張できるのが良いですね。デジタル・オシレーターのPlaitsを含めると3台目です。ポリフォニックを目指したりするつもりはないので、オシレーターはこれで打ち止めです。

ラックスペースにも空きがないので、2HPサイズのモジュールばかり出しているこの2hpというメーカーはありがたいですね(^^;) 使い勝手が良いとは言えないけど(特にパッチケーブルが密集するとツマミが回しにくい)残り4HP分あるので、あと2台イケます(笑)

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