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2023年6月13日

.strandberg* Boden Standard 6 Tremolo その後6

カテゴリー: DTM/楽器

5/16の日記のその後です。あれから2点ほど改良しました。

前回、トーンのポットを交換したところ、音が少し変わりました。好みの方向に変わったので結果オーライなのですが、ツマミをフルテン(最大の10)にしても音が変わるということを改めて再確認しました。

詳しくない方のために補足すると、パッシブピックアップ搭載ギターのトーン回路は高域を絞ることしかできないので、フルテンにすると効果が最小なのですが、それでも効果ゼロにはなりません。これを嫌ってトーン自体を取ってしまう人もいます。私も昔やりました。


私はあまりトーンは使わないので、フルテンの状態での音というのを追求したくなりました。そこで試しにコンデンサも変えてみました。当然もっと音が変わるはずです。

あまりお金はかけたくないので、定番と言われている通称(?)オレンジドロップにしてみました。Amazonのマーケットプレイスで送料込み500円でした。コンデンサ1個の値段としてはバカみたいに高いけど、ギター用のパーツとなるとこのくらいは仕方がないですね。ポットやスイッチ類も高いですし・・・。他にも定番のものの中には数千円くらいするコンデンサもあるようです。

元々ついていたコンデンサに比べてやけに大きくて驚きましたが、結果は、やはりフルテンでも変わりますね・・・。ちょっと悔しいくらい変わりました(笑) 良い音かと言われると微妙なところですが、フルテン以外の音も悪くないので、このまま使いたいと思います。


Free-Way Bladeスイッチその後、ピックアップを切り替えるスイッチも変えました。ネットを眺めていてFree-Wayスイッチという特殊なセレクターがあることを知り、とても興味が湧きました。いくつか種類があるのですが、このギターについているストラトタイプの5ポジションのスイッチを、更に垂直方向にも切り替えられるようにした(つまり10ポジションの切り替え)Bladeスイッチというものがあります。9千円くらいするのですが、非常にクールで、試してみたくて仕方なくなり、買ってしまいました。

このスイッチの凄さは言葉で説明するより動画が分かりやすいですね。Twitterに載せたので引用しておきます。

私のこのギターはHSHレイアウトに改造してあるので、それ用のスイッチを付けましたが、これでもう気軽にSSHには戻せませんね(^^;) このスイッチをギターを構えた姿勢で上側(弦のあるほう)に傾けるとハムバッカーをコイルタップした状態での5種類セレクトになり、下側にすると通常どおり(タップなし)の切り替えになります。ただし下側の真ん中のポジションはフロント+リアのミックスになります。上側はストラトのような3シングル、下側は2ハムのギターのようにも使えるわけですね。3ピックアップのギターでフロント+リアのミックスはなかなかできないので、これは貴重です。2つのハムバッカーのミックスはなかなか良い音なので(特にクリーントーン時)嬉しいです。

使い勝手も良好です。5ポジションの切り替えは従来のスイッチとほとんど同じ感覚で使えます。上下の切り替えは少し硬めなので、間違って動いてしまうこともありません。慣れれば(すぐ慣れました)思ったように切り替えられると思います。

取り付けは簡単でしたが、ちょっと大きいのでサイズはギリギリでした。裏蓋に触れているかもしれません。ちゃんと自分のギターのサイズを測って購入しないと危ないと思います。もしくはボディを加工する根性が必要ですね。ネジは種類が違っていたので付属のシルバーのものを使いました。(比較写真) 最初は同じ仕様の黒いネジを探してくるか、油性ペンか何かで塗ってしまおうかとも思ったのですが、あまり違和感なかったので、このまま使います。

Free-Way Bladeスイッチによる傷なおこのスイッチ、ギターによるかもしれませんが、乱暴に動かすとボディ側に少し傷がつきます。そっと動かせば問題ありませんが、おそらく金属のたわみのせいですね。光をいろんな方向から当てながらよく見ないと分からない程度ですが、ハーフトーンの位置(2と4)に大きめの傷があります。本来は動かない方向に動かすのだから仕方ありませんが、気になる方はご注意を。

また、ストランドバーグで同じことをしたい方のために補足ですが、このギターは(他のモデルは分かりませんが)元々5ポジションのスーパースイッチを使っていて、ピックアップだけでなく何やらトーンの回路も切り替えているので、単純にこのスイッチに付け替えるとトーンが効かなくなってしまいます。私はだいぶ前に1ボリューム1トーンの普通のギターらしい回路に変更していたので、今回はスイッチの交換だけで済みました。


更に、上の動画にもありますが、このスイッチをつけたことによって、これまでのトーンポットのプッシュプルスイッチでコイルタップする配線は不要になりました。遊ばせておくのも嫌なので、試しにこれをトーンポット自体のON/OFFスイッチ(バイパススイッチ)にしてみました。引っ張るとトーンポットがボリュームポットから電気的に切り離されます。前述の、フルテンとバイパスの音を聴き比べられるようにしたというわけです。結果は、ほんとに微妙だけど変わりました。バイパスによって鮮度が上がる気がします。やはりポットやコンデンサに高音が吸われているのですね。まあ、そりゃそうでしょうけどね。



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