2020年6月 5日

FUJINON XF16-80mmF4 R OIS WR

しばらく悩んできましたが、レンズ交換式のカメラもペンタックスから富士フイルムに乗り換える決心をしました。そこでまず、富士フイルムの標準ズーム、FUJINON XF16-80mmF4 R OIS WRを買いました。いわゆる小三元ズームというやつです。


FUJIFILM 交換レンズ XF16-80mmF4 R OIS WR
ペンタックスの一眼レフでは主に大三元ズームを使ってきましたが、富士のミラーレスでは今後ずっとこのクラスを使っていくつもりです。予算の都合もありますが、やはり小型軽量を活かしたいですからね。

とはいえ実売価格は9万円くらいで、気軽には買えません。そこで、もうあまり使っていないペンタックスのレンズと、先日中古で購入したXC16-50mmF3.5-5.6を下取りに出して購入しました。実質3万円弱で買えました。

実物を見たことはありませんでしたが、想像より少し軽く、太かったです(^^;) まあ、サイズは少しくらい大きかろうが小さかろうがカメラバッグが必要なことに変わりはないので気にしません。(比較写真

FUJIFILM X-T10 & FUJINON XF16-80mmF4 R OIS WRしかし、軽さは助かります。K-5IIと大三元ズームの組み合わせ(約1.3kg)と比べると500mlの水のペットボトル1本くらい違うんですよね。これは大きな差です。写真にあるように私はグリップストラップ派なのですが、重いカメラは長時間持ち歩いていると手首が痛くなりますからね・・・。

まだちゃんとした撮影はしていませんが、AFが凄く静かだなというのが第一印象でした。各種リングの操作感も良好です。画質には定評があり、接写も効いて、更に6段分という超絶スペックの手ブレ補正機構もあるという、非の打ち所がない万能レンズですね。

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2020年5月26日

FUJIFILM X-T10 その2

22日の日記のその後です。一昨日の日曜日に初めて撮影してきましたが、小さくて軽くて、なかなか良い感じです。操作性も特に問題はなさそうです。

マウントアダプターを使った撮影も快適です。一眼レフの光学ファインダーだと絞り込み測光では暗くてピント合わせが困難でしたが、ミラーレスのEVF(電子ビューファインダー)なら、明るささえちゃんと調整できれば(ある程度は自動で調整される)問題ありませんね。ピントもよく見えるし、必要なら拡大表示することも可能です。実用レベルですね。

20200526-0002-2.jpgというわけで、Kマウント、M42マウントに加えてキヤノンのFDマウント用のアダプター(K&F Concept FD-FX)も買いました。

私の最初の一眼レフはFDマウントのCanon A1だったので、レンズも何本が所有しています。中でも、左の写真のNew FD 70-210mm F4を使ってみたかったんですよね。今で言う小三元ズームで、死蔵させとくには惜しいスペックです。MF時代の直進ズームでデザインは古臭いけど、富士フイルムのカメラには逆に似合いますね。

20200526-0001.jpgテスト撮影もしてみました。天気が悪いけど、うちの窓から見える鉄塔です(^^;) 望遠端210mm、絞りF8。35mmフィルム換算315mmは大迫力ですね。

まあ、ここまでの望遠域は手ブレ補正がないとキツいのですが、感度を上げたので、なんとかブレずに撮れました。描写も意外とシャープで悪くないかもしれません。私は望遠レンズはほとんど使わないのでXマウントのレンズを新品で買うことはないと思いますが、必要なときは、これで十分かもしれません。

20200526-0006.jpg広角端70mmにはマクロモードがあって、かなり寄れます。この写真が最大倍率です。APS-Cサイズの撮像素子だと1/2倍くらいでしょうか。絞りは開放F4。

描写も悪くないと思うけど、マクロレンズとして常用するには、レンズがちょっと大きくて重いのが難点ですかね。


なお今回テストしていて気づいたのですが、マウントアダプターはかなりオーバーインフ(無限遠より更に遠い位置)に設計されているのですね。レンズに個体差があるだろうから、それで良いのだと思いますが、ピント合わせには注意が必要です。先日のKマウントのDistagonでの撮影時には、そのあたりをあまり意識していませんでした。シャープさが足りないと感じたのはそのせいかもしれませんね。これは近いうちに再確認したいと思っています。

なお、マウントアダプターはレンズにつけっぱなしにしておきたいので、富士フイルムXマウントのレンズのリアキャップも2個ほど買い足しておきました。これでレンズ交換は純正レンズと同等の手間で済みます。このK&Fのアダプターは安いので、できればKマウント用をもう1つ2つ用意しておきたいところです(^^;)

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2020年5月22日

FUJIFILM X-T10

先月、給付金をあてにして富士フイルムのX100Vを買ったわけですが、期待以上に魅力的なカメラで、レンズ交換式の一眼システムもペンタックスから乗り換えたくて仕方なくなってきました。でもさすがに2ヶ月連続で高いカメラを買ったりしたらバカみたいなので、ガス抜きに2世代前の中級機、X-T10を中古で買ってみました。まあ、将来のための研究用ですね(笑) 税込み28,800円でした。

FUJIFILM X-T10 & Carl Zeiss Jena Flektogon 35mm F2.4発売は2015年なので、実は今の愛機K-5II(2012年発売)より新しいのですよね。お目当てのフィルムシミュレーションの数は最新機より少ないけど、3万円ならもう全然OKです! 購入は通販ですが、届いたものは状態も良く、ほとんど傷の見当たらない綺麗な個体でした。

ちなみにこの左上の写真に写っているレンズは以前から持っていた旧東ドイツCarl Zeiss JenaのM42レンズ、MC Flektogon 35mm F2.4です。マウントアダプター(K&F Concept KF-42X2))経由で接続しています。また、ペンタックKマウントのアダプター(K&F Concept KF-PKX))も一緒に買いました。これでかなりのレンズが繋がります。(「使える」ではなく、あえて「繋がる」と表現しておきます(^^;) )

FUJINON XC16-50mm F3.5-5.6 OISとはいえ、AFレンズが1本もないのは寂しいなと思っていたら、廉価なFUJINON XC16-50mm F3.5-5.6 OIS(旧型)がフード欠品を理由に11,800円という安値で売られているのを見つけて、一緒に買いました。中古とはいえ手ブレ補正レンズが1万円とは、時代が変わったものですね!

このレンズ、プラ素材丸出しで安っぽいけど、写りには定評があるそうです。広角側が16mm(35mmフィルム換算24mm)なのも嬉しいですね。唯一、寄れないのが弱点だそうです。(新型は寄れるらしい)

ちなみに今の中古相場だと、このX-T10と同世代のフラッグシップ機 X-T1も数千円ほど高いだけなんですよね。かなり迷ったのですが、やはりT10の小さなボディに魅力を感じました。迷ったら見た目を取るのが私のポリシーです(笑)


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FUJIFILM X-T10 その2 (2020年05月26日)

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2020年4月29日

FUJIFILM X100V その4

昨日のその3の続きです。今回はフィルムシミュレーションについて。

富士フイルムのX100Vを手に入れる前からいちばん気になっていた機能が、フィルムシミュレーションです。他社のカメラやPCソフトの同種の機能にはあまり興味ありませんが、富士フイルム御謹製となれば話は別です。やはり餅は餅屋。往年のフィルムの銘柄がそのままシミュレーション名称になっているのを見ると、ワクワクせずにはおられません(^^;)

でも今更JPEG撮影に戻るのは嫌だなと思って調べてみると、この機能はRAW現像時にも適用できることが分かりました。純正の現像ソフトであるFUJIFILM X RAW STUDIOは当然として、なんと私が愛用しているAdobe Lightroomでも可能です。他にもペンタックスとソニーのカメラを日常的に使っている者としては、どのカメラでも同じソフトで現像できるというのは非常にありがたいことなんですよね。

しかし、1つ気になることがあります。Lightroomで適用されるフィルムシミュレーションは、果たして純正のものと同じなのかという疑問です。ネットで似たような検証をされている方も見つけましたが、バージョンによる違いなどもあるかもしれないので、自分で確認することにしました。

まず純正のFUJIFILM X RAW STUDIOですが、こいつはPCとカメラをUSBケーブルで接続し、カメラ内の画像処理エンジンを使ってRAW現像を行うという非常に珍しいRAW現像ソフトです。カメラ内でJPEG画像を作成する際には当然RAWデータからの現像処理が行われているわけで、フィルムシミュレーションも同様です。それと全く同じプログラムが使えるところには一定の価値があると思います。フィルムシミュレーションの比較対象としては、言うまでもなくベストです。

一方、富士フイルムのQ&AページにはLightroomを使ったフィルムシミュレーションの適用方法も解説されています。ここまで明確に書いてあるということは、仮にアドビが独自に作った機能だとしても、富士フイルムのお墨付きは得ていると考えて良さそうですね。各シミュレーションの名称もそのままですし、安心感があります。


■フィルムシミュレーションの違い

まず最初に、今回の趣旨とは違いますが、各々のフィルムシミュレーションの違いを見ておきましょう。全て載せるのは大変なので一部ですが、簡単に見比べられるようにJava Scriptでプログラムを組みました。写真の下のボタンをクリックすると画像が切り替わります。写真を左右に並べても違いが分かりにくいんですよね。こうやって瞬時に切り替えれば僅かな違いでも一目瞭然です。ただし、液晶モニタの性能によっては分かりにくいこともあるかもしれません。ブラウザの違い等による不具合もあるかもしれないので、まずはいちばん右のACROS(白黒)を試してみてください。

● FUJIFILM X RAW STUDIO(Ver. 1.9.0 Mac版)

X RAW STUDIO

まずは純正ソフトのフィルムシミュレーションです。ちなみにこの写真は先日の試し撮りのときの没ショットです(^^;) 構図がもう1つ満足できませんでしたが、景色としては良い感じですね。オリジナルサイズだと大きすぎるのでAdobe Photothopで480x320に縮小しています。目的は色再現の確認なので、小さくても特に問題ないですよね。

● Adobe Lightroom(Ver. 9.2 Mac版)

Lightroom

次にAdobe Lightroomでのフィルムシミュレーションです。なお、残念ながらLightroomにクラシックネガはないようです。そのうち追加されるのでしょうか?

※追加されたのでアップデートしました。


現像ソフトによる違い

続いて今回の本題、ソフトウェアによる違いです。各シミュレーション毎に違いを見ていきましょう。

● PROVIA

PROVIA

まずはスタンダードなPROVIA。気になる結果は・・・微妙に違いますね(^^;) 純正のほうが若干コントラストが高いようです。

● Velvia

Velvia

次に、個人的に最も思い入れのあるVelviaです。傾向としては同じで、純正のほうが若干コントラストが高いです。

以下、それぞれ見てみましょう。

● ASTIA

ASTIA

● Classic Chrome

ClassicChrome

● Classic Neg

ClassicNeg

● ACROS

ACROS

以上、2つのRAW現像ソフトの違いはどれも同じ傾向なので、おそらくこれはフィルムシミュレーションの差というよりは、その他の部分に違いがあるからではないかと推察します。どちらかが一方的に優れているという感じでもないので、私はこれまでどおりLightroomを使っていこうと思います。ということでアドビさん、クラシックネガも期待しています!(^^;)


・5/5追記
Lightroom 9.2.1でクラシックネガが追加されたようなので、そこだけアップデートしました。

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2020年4月28日

FUJIFILM X100V その3

24日の日記のその後です。ちょっと遅くなったけどX100Vのファーストインプレッションです。主に使い勝手の話になりますが、X100シリーズの旧機種は使用経験がないので、あくまで新しいカメラとしての感想です。


■露出設定のダイヤル

クラシックなデザインのカメラということで、露出に関わる4項目(シャッタースピード、絞り、ISO感度、露出補正)には、それぞれ専用のダイヤルが用意されています。現代の電子ダイヤルと比べて必ずしも使いやすいとは言えませんが、このカメラはこれで良いと思います。ちなみにカスタマイズ可能な現代風の電子ダイヤルも前後にあって、そちらで設定することも可能です。

4つのダイヤルはそれぞれ見た目は最高ですが、使い勝手には差がありますね。

絞りリングは2つある取っ手の部分を持って回さないとならないのが、ちょっと不便です。慣れないせいかファインダーを覗きながらだと取っ手を探してしまいます。

シャッタースピードダイヤルはメカニカルな感触は最高ですが、硬めで回しにくいです。でも私は絞り優先モードで使うことが多くAポジションから動かすことはあまりないので、問題ありません。

そのシャッタースピードダイヤルを引き上げてから回す感度ダイヤルは、クリック感がないのが残念です。目で確認しないと、なかなか思ったところに合わせられません。まあ、こちらも普段はAポジションのまま使うので問題ありません。

露出補正ダイヤルは最高に良いですね。ファインダーを覗きながらでも親指1本でカチ、カチっと確実に1/3EVずつ回せます。これは癖になりそうです(^^;)


■コマンドダイヤル/ボタン

ボディ前後にあるコマンドダイヤルにはいくつかの機能を割り当てられますが、意外と自由度が低いです。特に前のダイヤルは設定項目が限られているようで、なかなか使い道がありません。後ろのダイヤルにはフォーカスチェック(EVFの拡大機能)を割り当てておきました。詳しくは後述しますが、これは便利ですね。

レンズにもコマンドリングがあり、MF時にはピント合わせに使えます。AF時にも他の機能を割り当てて使えるのですが、今のところ使い道が思いつきません。とりあえずデジタルテレコンを割り当てておきましたが、RAW記録する設定だと使えないので、ほぼ意味がありません(^^;)

2つあるFnボタンには好きな機能を割り当てられます。とりあえずシャッターボタンの右のFn1ボタンにはヒストグラムを、カメラ前面のレバーにあるFn2ボタンにはセルフタイマーを設定しておきました。後者はデザイン的に、やはりセルフタイマーでしょう(笑)


■シャッターボタン

シャッターボタンは昔ながらのレリーズケーブルがねじ込めるタイプのボタンです。私はこのタイプが割と好きですが、このカメラのボタンの感触には少し違和感があります。2ストロークのボタンなのですが、実際に押してみると3ストロークあるように感じられて最初の半押しが難しいのです。最初に1ストローク目っぽく感じられる部分は、機械の"遊び"なのでしょうけど、ちょっと大きすぎますね。個体差でしょうか?

なお、このカメラは電子式のレリーズケーブルも使えます。


■フォーカスレバー

AFの測距点を選択するためのフォーカスレバーは非常に良いですね。ジョイスティックと言ったほうがイメージしやすいと思いますが、使い勝手が最高です。ボタンにもなっているけど間違って押してしまうこともなく絶妙な操作感です。また、メニュー画面などもこれ1つで操作できて快適です。他のメーカーにも採用して欲しいですね。


■ハイブリッドファインダー

このX100シリーズの大きな特徴であるハイブリッドファインダーは、よくもまあこんな凄いものを作り上げたなという感じですね。

まず光学ファインダーは素晴らしく綺麗です。倍率は低いけど明るくてとても見やすいです。視野の右下にレンズがちょっと見えるのが気になりますが(フィルターを付けると更に大きく見える)この美しさを知ってしまうと、普段は光学ファインダーで撮影したくなりますね。

EVFに切り替えると視野率100%となり構図決めには良いのでしょうが、見た目はやはり綺麗だとは言い難いです。とはいえ、拡大できるのは便利なので使うこともあるでしょう。前述のとおり私はリアの電子ダイヤルに「フォーカスチェック」を割当てました。光学ファインダーを使っていてもダイヤルを押し込むとEVFに切り替わり拡大モードになります。ダイヤルを回して拡大率も変えられます。

更に「AF+MF」機能を設定しておけば、AF合焦後、そのままレンズ側の電子ダイヤルを回してMFでのピント合わせが可能です。(シングルAF時のみ)いわゆるフルタイムマニュアルフォーカスですね。ただ、このときにデジタルスプリットイメージ等が使えないのは残念です。なぜそうなった?


■液晶モニタ

初回に書いたとおり私はチルト液晶は使いませんが、上向きにチルトさせる操作性は悪くないですね。気軽にチルトできます。逆に下向きにするのはちょっと不便です。

タッチパネルは快適です。再生モードで写真の切り替えや拡大などがスマホのように行えます。撮影時は測距点の選択がタッチ操作でダイレクトに行えます。タッチで撮影することも可能ですが、さすがにそれはやりません(^^;)

液晶で気になるのは「撮影画像表示」機能です。撮影した直後に画像が一定時間(設定可能)表示されるよくある機能ですが、その表示状態で拡大ができないのが残念です。実際には表示時間を「連続」にするとできるのですが、時間指定するとだめなのです。意外とこれができないメーカーが多いようですが(以前も何かあったな)ペンタックスのカメラで慣れている操作なので、これは残念です。ソフトウェアの変更だけで可能だと思うので、ぜひ対応して欲しいところですが、5代目まで実現しなかったということは期待薄でしょうか。需要ない?


■Wi-Fi/Bluetooth

まだ試していませんが、このカメラは私にとって初めての通信機能搭載のカメラです。とりあえずiPhoneとBluetoothでペアリングする設定はしておきました。撮影した写真をスマホに転送したりできるようです。出先でTwitterにアップしたりできて良いかもしれませんね。Wi-FiはPCに転送したりできるようです。


■バッテリー

このカメラのレビューを見ているとバッテリーの消耗が激しいという話をよく見かけます。確かに買った直後は設定等を色々いじっているだけで目に見えて減っていって気になりました。ただ、撮影だけならそれほどでもない印象です。私は1日に何百枚も撮ったりはしないので、予備のバッテリーは買わなくても済みそうです。6千円くらいするようですしね・・・。

ちなみに充電時間は5時間とか書いてありますが、MacBook Proの充電器(同じUSB Type-C)で充電したら2時間くらいで終わりました。まだ1回しかやってないし、たまたまかな?


■総評

まだ外では1時間程度しか撮影していませんが、ボディが大きいのでとても扱いやすいなと感じました。最近コンデジはソニーのRX100ばかり使ってきましたが、携帯するには良いけど、やはり小さすぎますよね。X100Vはそれより2まわりくらい大きいので、パンケーキレンズを付けたミラーレス一眼くらいの感覚でしょうか。今後もRX100を持ち歩くこともあると思うし、意外と棲み分けができそうです。


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FUJIFILM X100V その4 (2020年04月29日)

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2020年4月24日

FUJIFILM X100V その2

昨日の続きです。NiSiのX100V用フィルター X100 UHD UVが届きました。プロテクターだと思っていたけど、UVフィルターのようですね。まあ問題ありません。

FUJIFILM X100V & X100 UHD UVデザイン的には少々のっぺりしていて微妙な感じだなと思っていたのですが、それは見る角度にもよりますね。思ったより悪くないので、このまま使おうと思います。シルバーの色味や表面のサンドブラスト加工は、なかなか良いクオリティです。本体と差を感じません。いっそフィルターだけ黒にしようかと迷っていたのですが、シルバーで問題ありませんでした。黒も似合いそうですけどね。

防塵防滴性能については不明ですが、おそらく一定の効果はあるでしょうね。もとよりこのカメラを濡らすつもりはないので、多少なりとも防塵性能がアップすれば、それで満足です。

レンズの長さは、このフィルターなしで20mm、付けると27mmくらいでした。定規で適当に測っただけで不正確ですが、思ったより長くならなかったし、"フード付けない派"の人間には良い選択肢ですね(^^;)

FUJIFILM X100V & X100 UHD UV純正レンズキャップを付けるとフィルターは見えなくなるので、全く違和感がありません。長さは22mmが28mmになるくらいです。先程と比べて差が1mm短いのは、おそらくレンズキャップとの密着度が高いデザインだからだと思います。

レンズキャップが付けられるのはX100Vだけということですが、V用のキャップだけ入手できれば旧機種でも使えるんじゃないかと思います。ただ、ざっと調べた限りレンズキャップだけは買えないようですね。見当たりませんでした。X100Vユーザーも、紛失したときどうすればいいんでしょう。ちなみに、この純正レンズキャップは金属製で、中に植毛までしてあるスグレモノです。無くさないように注意しなくては・・・。

X100 UHD UV ケース製品は、携帯に便利そうなプラケースに入っていました。留め具でパチンと固定できます。

このフィルターをフードや他のフィルター類と併用することはないと思いますが、コンバージョンレンズを買ったらそうはいかないので、捨てずにとっておくことにします。


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FUJIFILM X100V その3 (2020年04月28日)

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2020年4月23日

FUJIFILM X100V

突然ですが、富士フイルムのコンパクトデジタルカメラ、X100Vを買いました。2ヶ月くらい前に発売された新モデル(シリーズ5代目)です。色は黒もありますが、迷わずシルバーです。


FUJIFILM デジタルカメラ X100V シルバー X100V-S
このX100シリーズは初代の頃から気になっていたのですが、高いカメラなので買うことはないだろうと諦めていました。しかし今回、国から全国民に10万円の給付金が出るということで(まだ出ていませんが)チャンスが到来しました。そのうち買うものに使っても経済効果が薄いので、こういう無駄遣いが理想的ですよね!?(笑) MADE IN JAPANなのも最高です。

実際には自費で6万円ほどプラスしているわけですが、来月誕生日で、しかも区切りの歳なので、まあいいかなと(^^;) ちなみに10年前はギターを買いました。

X100シリーズで最も気に入っているのは、もちろん、このクラシカルなデザインです(笑) 最新モデルではボディの素材がアルミニウムに変更になり、写真で見ただけでも(購入するまで実物は見たことがなかった)とてつもなく美しいです。実際に届いたものを見てみると想像していたよりマットで落ち着いた雰囲気があり、期待以上でした。ただ、手に持つと軽いし、エッジがシャープなので、プラスチックを塗装したものだと言われたら騙されそうでもありますね(^^;) 昔の金属ボディのカメラ(真鍮製が多い?)のような圧倒的な重厚感はありません。貼り革も(本革ではないにせよ)少し安っぽい印象です。そこは機会があれば貼り替えましょう。

FUJIFILM X100V右の写真に写っているストラップは以前購入したAcru ハンドストラップ×フルレザーです。ネックストラップは付属していたのですが、ハンドストラップが好みなので、しばらくこれを使おうと思います。カメラに最初から取り付けられていた黒いストラップリングカバーと、左側のリングは外してしまいました。

また、最新モデルでは初めてチルト液晶が採用されました。私はチルト液晶不要派ですが、見た目には影響がないデザインだったので良しとしました。でもこういうクラシカルなカメラに、こんなギミックは必要ですかね。あっても邪魔にならないと言えばそのとおりですが、固定液晶だったらもう少し薄く、軽く、安く、頑丈にできたのは確実なので、やはりコンセプトに合わないように思います。それより、いまどき手ブレ補正機能がないことのほうが問題ですね。

撮像素子はAPS-Cサイズ。レンズは35mmフィルム換算35mm相当。単焦点1本だけなら標準レンズ的にも広角レンズ的にも使えるこの35mmが好みです。レンズ交換はできませんが、28mmと50mmのコンバージョンレンズが存在し、クオリティ的にも定評があるようです。1本2万円くらいなので、28mmのほうはそのうち購入するかもしれません。まあ、しばらく使ってみてからですね。

ただ、このX100シリーズ、レンズまわりのアクセサリーの仕様だけは最悪ですね。フード(1万円くらい)かアダプターリング(4千円弱)を買わないとフィルター(純正だと5千円くらい)が付けられないのに、フィルターを付けると本体付属の美しいレンズキャップが使えなくなってしまいます。しかも最新のこのX100Vでは防塵防滴仕様となったのに、フィルターを付けないとレンズ側は完全な防塵防滴にはならないということで、非常に悩ましいです。他は素晴らしいけど、ここだけは設計者を説教したくなりますね(笑)


NiSi UHD UVフィルター FUJIFILM X100 シルバー
お金がかかりすぎるし、せっかくのパンケーキレンズが長くなるのも嫌なので、いっそフィルターなしで使おうかとも考えたのですが、このX100シリーズに直付けできるサードパーティ製のフィルターがあることを知って、試しに買ってみました。決して安くはありませんが、X100Vだとそのまま純正のレンズキャップを付けられるそうで(旧機種はダメ)それが決め手でした。全く無駄になるものがないのが良いですね。なお、実はまだ届いていないので、このフィルターについてはまた後日、改めて・・・。


何はともあれ、久々に新しいカメラを買って興奮しています。まあ、今年はフィルムの中古カメラを2台も買っていますが、デジタルカメラはK-5 IIs以来5年ぶり。富士フイルムのカメラを買うのはFinePix F710以来、16年ぶり(3台目)です。思えばたくさん買ってきたけど、これまででいちばん高いカメラなので、大切に使っていきたいと思います。


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FUJIFILM X100V その2 (2020年04月24日)

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2020年3月22日

Carl Zeiss Distagon T* 2.8/25 ZK その後

17日の日記のその後です。このレンズは最短撮影距離が0.17mという、なかかかの接写能力があります。マクロレンズ並に使えるという噂を聞いていたので、実際にデジタル一眼レフで試してみました。残念ながらフルサイズ機は持っていないのでAPS-CサイズのK-5 IIsです。焦点距離は約1.5倍の38mm相当になります。

Distagon T* 2.8/25 接写テスト 1スペックを調べた限り(中古品なので取説の類は付属していなかった)最大撮影倍率が分からなかったので、まずは定規を撮影。ボケ具合も見たかったので絞り開放(F2.8)です。ピントは赤字の下端あたりですが、手持ち撮影なので若干微妙です(^^;)

例えば10mmの物が撮像素子(またはフィルム)上に10mmの大きさで写るのが等倍です。APS-Cセンサーの横幅は23.6mmなので、最大撮影倍率はざっと0.4〜0.5倍くらいでしょうか。本当に一昔前の(もっと昔かな)マクロレンズ並ですね。

なお、焦点距離と撮影距離が同じでも、接写時はレンズ構造によって意外と画角が変わってしまうそうです。したがってスペックが公表されていない場合は、こういったテストをしてみないと、そのレンズの本当の接写能力は分かりません。

Distagon T* 2.8/25 接写テスト 2次に単3電池。ほぼ画面いっぱいに撮れます。イメージしやすいですね。十分な接写能力です。

ちなみに撮影距離というのはフィルム面からの距離のことなので、レンズ先端からの距離(ワーキングディスタンスと言う)は、ほぼ数センチです。フードまで付けたら(このレンズのフードは凄く短いけど)被写体にくっつきそうな程の近さです。つまり、これがほぼ設計上の限界でもあるんですね。やろうと思えばもっと短くできたのかもしれません。

Distagon T* 2.8/25 接写テスト 3最後にもう1枚。愛用のUSBメモリです(^^;) これもピントは"USB"の文字の下あたり。

25mmという超広角域のレンズですが、接写すると思ったより大きくボケますね。特にAPS-Cサイズのデジタルカメラなら、標準マクロとして十分に使えそうです。

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2020年3月17日

Carl Zeiss Distagon T* 2.8/25 ZK

先日のPlanar 50mmでの撮影が思いのほか良かったので(上がってきた写真だけでなく撮影自体も楽しかった)同じシリーズの広角レンズ Distagon T* 2.8/25 ZKも購入しました。

PENTAX MX & Carl Zeiss Distagon T* 2.8/25 ZK新品はもうないので中古ですが、あまり値崩れしておらず、それなりに高かったです。でも25mmならAPS-Cサイズのデジタル一眼レフでも標準レンズとして使いやすい換算38mm相当になるので、Planarより役に立つはずです。

ちなみに、この写真はそのPlanarで撮ってみました。換算75mmだと被写体から離れなければならず非常に撮りづらかったので、物撮りは今回だけです(^^;) でもなんとなく写りもいつもと違う感じ? (贔屓目?)


関連リンク
Carl Zeiss Distagon T* 2.8/25 ZK その後 (2020年03月22日)

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2020年2月23日

PENTAX MX

1976年発売の一眼レフ、ペンタックス MXを入手しました。Rollei 35で機械式カメラの魅力を知ってしまい、古い一眼レフボディも何か1つ欲しいなと思っていたのですが、たまたま見つけたこの綺麗な整備済品が1万円ちょっとのお手頃価格だったので、半ば衝動的に購入してしまいました。

PENTAX MX & M 1:1.4 50mm同社の一眼レフは70年代から今に至るまでレンズマウントに大きな変更がないため、絞りリングのあるフルサイズ用レンズであれば、この古いカメラでも何の問題もなく使用することができます。これってやはり素晴らしいことですよね。私は90年代からのペンタックス使いなので、該当するレンズは何本も持っています。

というわけで入手するのはボディだけで良かったのですが、今回の出物は当時のPENTAX-M 50mm F1.4がセットになっていました。まあデザイン的には、このMレンズがいちばん合いますかね。安ければ28mmあたりも欲しいです。

PENTAX MX & Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZKしかし、このカメラで本当に使用したいレンズは別にあります。我が家に長らく死蔵されているPlanar T* 1.4/50 ZKです。大騒ぎで購入したわりに、ほとんど使っていませんが、あれからもう12年もたつのですね・・・。この機会にぜひ活用したいものです。

実際にはペンタックスの銀塩カメラならMZ-3を持っているのですが、このレンズをオートフォーカスで自動巻き上げのプラスチックボディのカメラで使う気にはなれませんでした。フルマニュアルで金属ボディのこのMXならバッチリです(^^;)

ちなみにこのカメラ、ペンタ部のPENTAXロゴの上にある小窓から、レンズの絞りリングに書いてある絞り値がファインダーから覗けるようになっているのですが、これを考えて実現した人って凄いですよね。ペンタックスのオリジナルかどうかは知りませんが、何気に複雑な機構だそうで、少なくとも21世紀にこんなことやろうとする奴はいないと思います(笑) 非純正のレンズだとどうなるのか心配していたのですが、このプラナーでもちゃんと覗けました。

まだほとんどいじっていませんが、とありあえず早めにフィルム1本だけでも撮影してみたいです。


関連リンク
写真日記310 (2020年03月05日)

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2020年2月 3日

Rollei 35 その後2

1/13の日記のその後です。ローライでの2本目のフィルムの撮影時に1つトラブルがあったので、書き残しておきたいと思います。

まず1本目の撮影のとき、このカメラはフィルムの規定枚数より3枚ほど多く撮れることが分かりました。コマ番号1の前の0と00、そして規定枚数(36枚撮りフィルムなら36)の次のEです。そのためカメラのフィルムカウンターとフィルム上の番号にズレが生じ、最後は残り何枚なのか分かりにくいのですが、あと1〜2枚だろうと思って家の中で適当な物(ギター)を撮ったら、そこからなぜか4枚も5枚も撮れてしまいました。

失敗したフィルム嫌な予感がしたので撮影はそこでやめたのですが、現像が上がってきてフィルムを見たところ、ちょうどEコマのところでパーフォレーション(フィルム両端にある穴)が切れていました。巻き上げのときだと思いますが(このカメラは手動で行う)そんなに力を入れたつもりはないんですけどね・・・。

ただ、これは不幸中の幸いだったかもしれません。もしフィルムが根本から千切れていたら、巻き戻しできなくなっていたところです。まあ、さすがに現代のフィルムはそこまで弱いってことはないですかね(笑)

失敗した写真その失敗したネガをフィルムスキャンしたものが右の写真です。何回もシャッターを切ったので多重露光になっています(^^;) 右端だけそうなっていないのは、これがおそらく最初の1枚なのでしょうね。そのあと1/3くらい巻き上がったところで限界が来て、切れたのでしょう。

ちなみに、なぜギターを撮ったかというと、このカメラの最短撮影距離の0.9mを試してみたくなったからです。どのくらい接写できるのか興味がありました。たまたま部屋にあったギターが、ちょうど良さそうなサイズだったというわけです。

また、ついでにストロボも試しました。使ったのは14年くらい前に買ったサンパックのストロボです。主に物撮りのため、今でも日常的に使っています。ローライのホットシューはカメラの下側にあるので、シンクロコードを介して接続しています。

Gibson Les Paulストロボ照射は、いわゆる天井バウンスで、露出決めはデジカメで予行演習しました(^^;) それが左の写真です。パナソニックの古いLUMIX DMC-GF1と純正の20mmレンズ(マイクロフォーサーズの焦点距離20mmは35mmフィルム換算40mmなのでローライと同じ)を使って、同じ露出設定、同じ距離(手持ちなので不正確ですが)で撮影しました。RAWではなく"JPEG撮って出し"だけど、やはりデジタルは綺麗ですね!

写真は失敗でしたが、露出はフィルムのほうもうまくいっている感じですね。また、ローライのファインダーが接写時には全く当てにならないということも、この実験で分かりました。左の方は全く見えなかったし、右は切れています。まあ、一眼レフじゃないからパララックスがあるのは仕方ないですけどね・・・。機会があればリベンジしたいです。

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2020年1月22日

ツァイス・イコン IKOPHOT

私は長いこと写真趣味をやっているくせに、単体の露出計を所有していません。意外と高いものだし、私が写真を始めた頃には、既になくてもそれほど困らない時代になっていましたからね。まあフラッシュメーターが欲しいと思っていた時期はあるのですが、デジタルになってからは試し撮りすれば済むようになって、それすら不要になりました。

ツァイス・イコン IKOPHOTクラシックカメラを手にしたことだし、中古なら1つ買ってみてもいいかなと先日ヤフオクを眺めていたところ、年代物の露出計がかなり低価格でたくさん出品されていることが分かり、いくつか入札してしまいました。

その1つがこれ、古のツァイス・イコンの露出計、IKOPHOTです。千円で落札できました(^^;) 1950年代の逸品らしいです。手のひらサイズに(おそらく)真鍮製のダイヤルが非常に美しいですね。今は亡きセレン光電池式で、電源は不要です。ちゃんと動作しているし、計測値も妥当だと思います。

ツァイス・イコン IKOPHOT ケース本体は綺麗だったけど革ケースは酷かったので、中性洗剤と歯ブラシで丸洗いしてしまいました(笑) 特に外側が汚かったんですよね。そのあと革用のクリーナーで徹底的に汚れを落とし、最後にトリートメントで仕上げました。

写真でズームアップして見るとまだ粗が目立ちますが、これでもだいぶマシになったのです。少なくとも衛生面は問題ないと思うので、このまま使います。まあ、ケースなしでも使えますが、付けたほうが格好良いんですよね、この露出計(^^;)

販売時には更に真鍮製のチェーンのストラップが付属していたらしいのですが、残念ながらそれはありませんでした。何か買うなら、首からぶら下げるネックストラップが使いやすいかもしれませんね。

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2020年1月13日

Rollei 35 その後

7日の日記のその後です。初めて撮影してみたので、ざっと感想を書いておきたいと思います。


OUTDOOR PRODUCTS (アウトドアプロダクツ) カメラポーチ03 ブラック ODCP03BK
その前に(笑)いくつかアクセサリーを購入したので、それについて記録を残しておきます。

まず、ケースがないと外に持ち出せないので、新たに購入しました。よく使っているDSC-RX100とほぼ同サイズなので手持ちのケースを共用できるかと期待していたのですが、ローライのほうが少しだけ厚みがあり、だめでした。

私はウェストポーチが良いのですが、ちょうどいいサイズのものがなかったので、少し大きめのOUTDOOR PRODUCTSのカメラポーチ03にしました。主にデザインで選びましたが、安いのに作りも良いです。ストラップも付属していたので、これに付け替えました。

OUTDOOR PRODUCTS カメラポーチ03サイズは、縦方向は蓋の閉め方で多少の調整ができます。レンズを伸ばしたままでもギリギリ入ります。これは咄嗟の際にありがたいです。横はかなり余りますが、ここに予備のフィルムを入れるとちょうどいいことに気づきました。ただ、何らかの手段で固定しないと転がって邪魔になるので、あとで考えたいと思います。仕切りが付けられるといちばん良いんですけどね。お裁縫かな?(^^;)

また、レンズにフィルターを付けました。24mmという小さいサイズに選択肢はあまりなく、MARUMI UVフィルター 24mmです。プロテクターも存在するようですが、フィルムなので(なんとなく)UVにしました。

Rollei 35レンズは奥まった位置にあるので傷つけたりする可能性は低いのですが、やはり貴重なクラシックカメラなので(ギリギリその範疇ですよね)付けておいたほうが安心です。

ただ、このカメラはフィルターを付けるとレンズキャップが付けられなくなるという残念な仕様です。そこで、ちょうどいいサイズのカブセ式キャップを買いました。Amazonにある【八仙堂】 カブセ式 レンズキャップ 外径26〜27mm用 黒色です。ちゃんと24mmのフィルターにもカブセられると書いてあります。金属製で、内側には植毛もしてあって、質感も高いです。外径もピッタリで、まるでこのカメラのために作られたかのようなキャップですね(^^;) 手探りでも付け外しができるので(純正タイプは向きがあるので難しい)使い勝手も良好です。


続いて本題の撮影についてですが、まずフィルムは新品の(期限切れではない)Velvia 100を入れました。カメラを購入したお店がカラーネガフィルムを1本サービスしてくれたのですが、やはり最初は慣れ親しんだリバーサルフィルムでテッサーの実力を見たいです。昔よりかなり高くなっていて、1,500円以上しましたけどね・・・。

Rollei 35フィルムを入れる前に、カメラの操作は十分に慣れていたつもりですが、現場では何度かピントを合わせるのを忘れました(笑) AFだってピントは意識するのになぜと思ったけど、ファインダーじゃピントが合っているのかいないのか分からないからですね。

また、撮影前に距離を合わせていたとしても、ファインダーを覗いたら思ったより近すぎて1〜2m下がったりすることが多いです。(まだ焦点距離40mmに慣れていない)そういうとき、距離を直すのを忘れがちです。でもまあ撮影距離が3m、焦点距離40mmで絞りF8だとすると、被写界深度は後方なら2〜3mくらいはあるはずだから、ちょっとくらいズレてもセーフかもしれませんね。

ファインダーは、構図を合わせるためだけのものですが、かなり見やすいですね。中に見えるブライトフレームが明るくて目立つし、メガネをかけたままでも周辺までよく見渡せるのが良いです。CONTAX T3より見やすいなと思いました。

露出計も思ったより使いやすいです。撮影時の姿勢では見えないので(軍艦部に表示されるので)胸のあたりで構えて被写体のほうに向けて計ることになるわけですが、まあ適当で良いのでしょうね。ちなみに購入店によると露出計の状態は「受光針の反応は良好で大体の数値は出しますが古い露出計の為、カラーネガフィルムで使用する程度」とのことでした。(露出計は保証対象外) まあ、多少のことならデジタル補正もできますし、今回は露出設定に厳しいリバーサルフィルムで勝負します(^^;)

また今回は撮影情報をきちんと残そうと、Film Rollsというアプリまで用意して出かけたのですが、すっかり使うのを忘れました(笑) やはり習慣になっていません。でも、おそらく後から写真を見ればだいたい分かるような気がします。絞りはF8で固定。シャッター速度は明るいところでは1/250秒、少し日陰なら1/125秒、日陰では1/60秒。ほとんどはそんな感じで撮影していたと思います。

レンズ焦点距離が40mmなのだからシャッターは1/45秒が欲しいところですが、1/60秒の下は1/30秒なんですよね。これだと手ブレする可能性があります。この時代は手ブレ限界(焦点距離分の1秒)とか、そういう考え方はあまりしなかったのですかね? まあ、機械制御のシャッターに現代のカメラのような過剰な要求をしてはいけませんね(^^;)

また、このカメラはシャッター速度ダイヤルはそのまま回せるけど、絞りダイヤルはレバーを引いて回さなければなりません。購入前は、どうしてそうなってるんだろうと疑問でしたが、使ってみてすぐに分かりました。右手側はダイヤルに触れずにカメラを持つのが困難なんですね。油断してるとレバーも引いてしまうことがあって、絞り値が変わっていることが1度だけありました。

シャッターボタンは固めでストロークも長く、少し押しにくいです。現代のカメラのように2ストロークあるわけではないのに、かなり押し込まないとシャッターが切れません。でもまあ、だいぶ慣れてきました。


以上、とりあえずこんなところでしょうか。いろいろ手間はかかりますが、それを楽しむことができるカメラですね。いつも(心の中で)ニンマリしながら撮影しています(笑)


関連リンク
写真日記297 (2020年01月18日)
Rollei 35 その後2 (2020年02月03日)

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2020年1月 7日

Rollei 35

先日の期限切れフィルムでの撮影から、再びフィルムの魅力にハマっています。普段からデジタルカメラと一緒にCONTAX T3を持ち歩いているのですが、単焦点レンズでのスナップ撮影が存外楽しいです。ただ、このカメラはちょっと最新鋭すぎて(?)もう1つレトロ感が足りないんですよね(笑)

Rollei 35で、せっかくフィルムに先祖返りしたのだから、どうせなら古い機械式のカメラで撮りたいなと正月休みにいろいろ物色して、買ってしまいました。Rollei 35です。バルナックライカと並んで昔から欲しかったのですが、もうフィルムでは撮らないと思って我慢してきました。どちらも(特にライカは)初めて興味を持った10数年前と比較すると高騰していましたが、ローライはまだ手が届きます。某カメラ店で整備済(分解、洗浄、グリス交換、調整組み直し)かつ半年保証(露出計は無保証)の綺麗な個体が4万円台半ばで売られていたのを見つけて決断しました。

Rollei 35このRollei 35はシンガポール製の後期モデルです。本国ドイツ製の前期モデルは相場も高いし、あまり状態の良いものが見つけられませんでした。イメージ的にはもちろんドイツ製のほうが良いのですが、こちらもざっといじってみた限り、作りはしっかりしているし、特に不満はありません。巷では後継モデルのRollei 35Sのほうが人気のようですが、そちらもシンガポール製ですしね。

ちなみに35Sはレンズがカールツァイスのテッサーからゾナーに変わっているわけですが、こちらは迷いました。F2.8のレンズは魅力的で赤い刻印も格好良いけど、目測でピントを合わせるこのカメラには少々オーバースペックな気がします。どうせF8くらいまで絞り込まないとピントを外しそうですしね。また、既にゾナーは持っているので(前述のT3に搭載)これまた評価の高いテッサーを経験しておくのも良いかなと思いました。最終的には値段の安さと、ボディの刻印がシンプルで格好良いという理由で初代を選びました。

Rollei 35サイズは本当にコンパクトで"小さいもの好き"としては、この上ない喜びです(^^;)

本体の他に純正のケース、ストラップ、レンズキャップも付属していましたが、これらは使わずにコレクションとして大切に保管しておこうと思います。特にレンズキャップは傷だらけで少し緩くなっているとのことで、購入したお店が非純正のキャップも付けてくれました。普段はそちらを使います。ストラップはローライ独自の形状なので、千円くらいのローライ用ストラップを買って、金具だけ流用し、普段から使い慣れている携帯電話用のストラップを付けました。

CONTAX T3と並べてみると、ほぼ同じサイズですね。ローライのほうが重さと厚みが少しありますが、高級感は上でしょうか。金属感バリバリで、まるで銃器のようですが(笑)

Rollei 35, CONTAX T3この2台、発売時期は35年くらい違うのですが、まさに"高級コンパクトの始まりと終わり"という感じですね。実はT3も中古市場では高騰しているようで、かつての定価(15万円くらい?)を超えています。まあ、私が新品で買ったときは4〜6万円くらいだった気がするのですが、今では20万円以上で売られている個体も見かけます。いま売れば確実に元が取れますね。

最後に、SONY DSC-RX100を含めた比較写真も撮ったので載せておきます。我が家の、カールツァイス搭載コンパクト3兄弟です(^^;)

Rollei 35, CONTAX T3, SONY DSC-RX100
Rollei 35, CONTAX T3, SONY DSC-RX100 (レンズ沈胴)
Rollei 35, CONTAX T3, SONY DSC-RX100 (厚さ)


関連リンク
Rollei 35 その後 (2020年01月13日)

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2019年12月17日

シグマ 10-20mm F3.5 EX DC HSM

先日、富士山を撮りに行ったあたりから久しぶりに写真熱が高まっています。


SIGMA 超広角ズームレンズ 10-20mm F3.5 EX DC HSM ペンタックス用 APS-C専用 202613
思えば、しばらくカメラ関連の機材に投資していません。カメラ本体は5年前のK-5 IIs、ペンタックス用の交換レンズに至っては13年前にK10Dと一緒に買ったFA 35mm F2ALが最後です。久々に何か欲しくなりました。

私の撮影スタイルからすると、やはり広角です。5年くらい前にも広角ズームが欲しい等という話を書きましたが、あれからペンタックス純正のDA★ 11-18mm F2.8が発売になりました。しかし、予想以上に超弩級のレンズで、実売価格は15万円です。ちょっと本気で考えたのですが、どうしてもそこまで出す価値を見い出せませんでした。

K-5IIs & 10-20mm F3.5 EX DC HSMK-5IIs & 10-20mm F3.5 EX DC HSMそこで、5年前にも候補だったシグマの10-20mm F3.5 EX DC HSMを買いました。実売価格は当時より少し安くなっていて、4万4千円くらいでした。純正より1段(2/3段?)暗いだけで、この差です。このレンズは写りにも定評があるようだし、この差は許容できませんでした。

大きさや重さは、普段メインで使っている標準ズーム(DA★ 16-50mm F2.8)と同じくらいですね。つまり、思ったより重いということです(^^;) DA★11-18mmはもっと重いでしょうから、やはりシグマで良かったのかもしれません。質感も高く、デザイン的にも純正ボディと合わせて違和感ありません。超音波モーターによるAF駆動も純正同様に快適です。

K-5IIs & 10-20mm F3.5 EX DC HSM テスト撮影超広角レンズを家の中で試写するというのも難しいのですが、1枚撮ってみました。これが広角端10mmです。狭い部屋だとこういう大きな被写体をフレームに収めるのは意外と難しいんですよね。良い感じに撮れました。周辺に少し歪曲がありますが、Lightroomのプロファイル補正を使ったら一発で真っ直ぐになりました。(この写真は未補正) 問題ないレベルですね。週末にどこかに行って、ちゃんと撮影してみたいと思います。

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2016年2月18日

PENTAX K-1

ペンタックスからデジタル一眼レフの新製品、K-1が発表されました。1年くらい前に発表されていた、待望のフルサイズ機です。価格は27万円台後半くらいになるだろうということです。分かっていたことですが、とても買えません(笑)

デザインは何度か小出しに公開されていましたが、やはりこの大きなペンタ部が特徴的ですね。あまり好みではないけど、全体的には思っていたよりコンパクトで、格好良くまとめてきたなという印象です。

液晶モニタは可動式ですが、これまでに見たことがないギミックで、正直まだよく分かりません。一度いじってみたいですね。

同時に、フルサイズに対応したズームレンズ2本も発表されました。廉価な(とはいえ税抜き9万円)標準ズームのHD PENTAX-D FA 28-105mmF3.5-5.6ED DC WRと、大口径の超広角ズームのHD PENTAX-D FA 15-30mmF2.8ED SDM WR(税抜き25万円)です。既に発売されているレンズと合わせて、これでとりあえず使えるラインナップは揃ったと言えそうですね。

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2015年12月18日

Nikon D810 を試用

仕事でニコンのデジタル一眼レフ、D810を借りています。以前、D800を借りたことがありますが、その関連です。D800を借りていたのはほんの短期間だったので詳細は覚えていませんが、今度のD810ではシャッター音がだいぶ変わりましたね。D800はかなり大きめで高級機っぽい音だったけど、いたって普通になりました。メカ好きとしてはちょっと残念ですが、まあ静かになったし、良いことなんでしょうね(^^;)

ちなみに、ニコンの一眼レフはPCからコントロールするためのSDKがあり、それを使って開発しているのですが、かなりローレベルな古臭い作りで意外と大変な作業です。特にSDKがカメラの機種ごとに存在していて、新しいカメラが発売されるたびにアプリケーション側で対応作業をしなければならないのが面倒です。いまさら変えられないんでしょうけど、1種類のライブラリで全てのカメラをコントロールできるような仕組みだと楽なんですけどね〜。

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2015年12月 1日

ペンタックスのフルサイズ一眼レフ その後

2/5の日記のその後です。今年中の発売を目指すと発表されてから全く音沙汰なしだったペンタックスのフルサイズ一眼レフですが、2016年春の発売が決まったようです。ちゃんと出るんですね。お蔵入りじゃなくて良かったです(笑) ボディの写真も公開されていますが、やはりかなり大きそうですね。これはデザイン的に欲しいと思えないなぁ。まあ、どのみち買えないけど(^^;)

また、2月の発表のときに近日発売とされていたフルサイズ用の大口径望遠ズーム D FA★ 70-200mm F2.8ED DC AW は、まだ発売になっていません。当初予定していた性能を満たすための延期とのことですが、この感じだとボディと同時発売になるのかもしれませんね。まあ、こっちも買えないけど(^^;)

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2015年10月15日

Canon PowerShot G9 X

キヤノンから1インチ撮像素子を搭載したコンパクトデジカメ、PowerShot G9 Xが発表されました。


Canon デジタルカメラ PowerShot G9 X(ブラック) 光学3.0倍ズーム 1.0型センサー PSG9X(BK)
昨年発売されたPowerShot G7 Xの後継機、もしくは姉妹機でしょうか。主な変更点は小型軽量化のようですが、薄さが素晴らしいですね。4cmが3cmになったくらい違うので、かなりのものだと思います。はっきり言って格好良いです!

逆に、レンズはG9よりスペックダウンしていますが、これはもし買うとなったら迷いますね。でも私なら薄いほうを取るかなぁ。いやでもG9の望遠側の明るさも捨てがたいですね(^^;)

色は黒に加えてシルバーも出るようですが、グリップが茶色なのが気に入りません。ここが黒だったら最高だったんですけどね。

でもまあ、今はまだRX100に満足しているので、新たにコンパクトデジカメを買うつもりはありません。

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2015年9月 3日

Yongnuo Wireless Flash Trigger RF-603II その後2

5/20の日記のその後です。昨日、日記に載せるために写真を撮ろうとしたところ、ストロボ側のワイヤレスアダプタの電源が入れっぱなしだったことに気づきました。どうやら、その3日前の撮影のあと切り忘れたようです。

電池は大丈夫だろうかと思って使ってみたところ、案の定、動作しませんでした。この機器、電源の切り忘れは厳禁ですね。もともと消耗していたのかもしれないけど、僅か3日で使えなくなるとは・・・。切り忘れたら、次はもう使えないと考えておいたほうが良さそうです。

とはいえ、乾電池ではなくeneloopを入れてあったので、充電済みの予備の電池に交換して事なきを得ました。この手の機器はいつ電池が切れるか予測できないので、予備は必携ですね。ちなみにストロボ本体もeneloopですが、ストロボは電池が減ってくるとチャージの時間が長くなるので、とても分かりやすいです。

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