2008年10月 3日

TMPGEnc Authoring Works

ペガシスからTMPGEnc DVD Authorの後継となるTMPGEnc Authoring Worksという製品が出るそうです。DVD、DivX Ultraに加えて、ついにBlu-ray Disc オーサリング機能が搭載されました。まさに待望のアプリケーションの登場ですね。

ただ、BDに関してはまだまだ最低限の対応という感じです。ちゃんとメニューが作れるのは良いけど、作成できるのはMPEG-2形式のBDのみだそうです。H.264に対応してくれれば嬉しかったんですが、やはりまだ無理でしたか。

あと個人的に気になるのは、Friio等で録画したMPEG-2TSファイルをスマートレンダリングでBD化できるかどうかですね。これができるなら、この機会にBD-Rドライブを買っても良いんだけどなぁ(^^;) でも少なくともAAC音声は再エンコードになりそうですね。リニアPCMにすれば無劣化と考えても良いわけだけど、そのまま残せないのは悩むなぁ。

まあ、現時点で不可能なことも将来対応してくれるかもしれないので(ペガシスなら期待できる)応援の意味も込めてアップグレードしようと思っています。


関連リンク
TMPGEnc Authoring Works 試用 (2008年10月22日)

コメント (0)

2008年8月21日

FriioのB-CASサーバ?

昨日リリースされたFriioの新しいソフトウェア(Ver. 1.9 BETA)で、なんとB-CASカードがなくてもデジタル放送が視聴できるという、とんでもない新機能が搭載され話題になっています。どうやら、従来Friioに挿入したB-CASカードで行っていた暗号解除の処理を、Friioの販売元(?)のネットワークサーバ経由でやっているようです。具体的な仕組みは分かりませんが、LAN内でB-CASカードを(ICカードリーダーを)共有するソフトは以前から存在していたので、おそらくそれを応用したのでしょうね。

安定性が気になったので30分ほど試してみましたが、全くエラーが出ずに録画できました。プレビュー画面上の映像はたまに止まったりするけど(負荷が高い?)後からスクランブル解除エラーをチェックするソフトで調べるとノーエラーです。利用者の数や時間帯によっても変わってくるかと思いますが、現時点では想像以上に使えるなという印象です。

とはいえ、今回のこの機能は果てしなく黒に近いグレイゾーンという気がします。無料放送だし違法性はなさそうにも思えますが、ここまでやっちゃって良いのでしょうか? しばらく見守りたいです。

コメント (0)

2008年8月19日

アースソフト PT1

ハイビジョンキャプチャーカードのPV4等で有名(?)なアースソフトから、PT1と呼ばれる非常に興味深いPCIカードが出るようです。ホームページ上の情報を私なりに解釈すると、地上波デジタル放送、BS/CSデジタル放送のデジタル信号をデータ化し、そのままPCに保存するための製品という感じでしょうか。

データは当然MULTI2で暗号化されているので、そのままでは視聴も何もできません。あとはユーザー側で好きなようにやってください(そのための道具は既にあるし)という、めちゃめちゃマニアックな製品です(笑) 同時に4チャンネル受信できる(地上波x2、衛星波x2)というのも凄い。18,800円なら買いですね。10月25日発売予定だそうです。

法的にも、Friioが問題ないと言われているので、これも問題ないでしょうね。というかFriioはこれで終わり。ついに国産メーカーが動いたなという感じです。素晴らしい。


関連リンク
PT1 発売? (2008年10月24日)

コメント (0)

2008年7月27日

やっぱり破られたか

4/8の日記のその後です。各社からPC向け地デジチューナーカード/ユニットが発売されて数ヶ月たちましたが、私の予想どおり、やはりクラックされた製品(あえて製品名は書きません)が出てきたようですね。雄志によって開発されたソフトウェアによって、Friioと同等のことが可能になったということです。

使うには別途、3千円くらいのICカードリーダーが必要だそうですが(Friioでも代用可能か?)本体は1万円台で買えるものなので、それでもFriioよりずっと安いです。それに、なんといってもちゃんとB-CASカードが付いてきますから、後ろめたい思いをしなくて済みます(^^;) やってることはFriioと同じなので、今のところ違法性も問えないでしょう。

今回開発されたソフトウェアの機能はまだ最低限のようだし、メーカー側も今後のロットで対策してくる可能性は大いにあると思いますが、それでも個人的には痛快な事件(?)ですね。やっぱりPCに持ってきちゃったら、こうなりますよね。それにしても早かったな(笑)

コメント (0)

2008年6月27日

Macで白凡

19日の日記のその後です。純正のアプリケーションは特に問題もなく安定しているのですが、私のWindowsマシンは非常に稼働率が高く、ふさがっている時間が長いのがネックです(^^;) そこで、Macでの使用を試してみました。

純正では当然のようにMacには対応していないのですが、雄志の手によるフリーソフトが実用レベルに近づいているようです。とりあえず基本となる、コマンドラインツールのrecfriioを使ってみましたが、バッチリ録画できますね。インストールや設定も思ったより簡単でした。再生はVLC media playerで可能だし、うちのPower Mac G5 (1.8GHz Dual)でもパフォーマンス不足は感じません。あとはカット編集&再エンコードができればMacだけでも実用になるかもしれませんね。

コメント (0)

2008年6月24日

TMPGEnc XPress 4.5.0.252

6日の日記のその後です。予告どおり19日にTMPGEnc XPressのバージョン4.5.0.252がリリースされました。ここ数日、色々と試してみたので、ざっと現状について書いてみたいと思います。

まず今回の目玉機能である、フルHDのH.264ファイルのエンコードですが、期待していたインターレース動画については、まだ好ましい結果が得られていません。色々と設定を変えて試しているのですが、PS3で再生するとどうしても紙芝居みたいになっちゃうんですよね。x264よりひどい状態です。ここはPS3側がちゃんと対応してくれないと厳しいのでしょうか。

エンコード時間もやはりかかりますね。同じアプリになって他のコーデックと比較しやすくなりましたが、うちのメインマシンで1440x1080の動画を何の加工もせず、1パス固定品質でエンコードすると、実時間の4〜5倍くらいかかります。DivXだと2倍ちょっとなので、やはりH.264は常用するには厳しいかなぁ。

他の機能では、AAC音声への対応があります。先日、予定外に入手した例のものが出力したMPEG2-TSファイルで試してみましたが、問題なく扱えました。5.1ch.音声はダメだそうですが、私が扱うのは2ch.のものが多いので、とりあえずこれで満足です。使い慣れたアプリで以前と同じように作業できるのは嬉しいですね。

インターレースのH.264についてはもう少し追求してみようと思っているので、進展があったらまた報告します。半分、諦めかけてるけどね(^^;)

コメント (0)

2008年6月19日

白凡入手

昨年11/5の日記で書いた例のモノ、いつも発売の度に一瞬で売り切れていたのが、やっと普通に買えるようになりました。それほど欲しかったわけでもないのですが、また買えなくなるかもしれないと思って、衝動的に購入してしまいました(^^;)

まだテストでちょっと録画してみただけですが、メインのVistaマシンで問題なく動いています。やはり最初から最後までデジタルだと、ファイルが小さくて感動です。逆に、MPEGなので編集は重くて扱いづらいですね。ちなみにB-CASカードは我が家には6枚もあるので、空いているものを使い回すつもりです。

まあ、現時点で違法性なしとはいえ、大きな声でする話でもないので、このくらいにしときます(笑)

コメント (0)

2008年6月 6日

TMPGEnc XPressがフルHDのH.264に対応!

TMPGEnc 4.0 XPressが6月19日にリリースされるアップデートで、ついにフルHD解像度のH.264に対応することが発表されました。しかも無償アップデート! 次期メジャーバージョンまで待たなければならないと思っていたので、嬉しいですね。

まあH.264は非常に重いので、日々の動画エンコードを全てこれに置き換えることはできませんが、それでも出たらいろいろ試してみたいと思っています。特にフリーのH.264エンコーダーとして定評のあるx264と比べてどうなのかが気になります。x264はインターレースのサポートが弱いので(PS3でまともに再生できる動画にならないんですよね・・・)私の目的には合いませんでした。そういう意味で今度のTMPGEncには凄く期待しています。

また、再エンコードなしでBDビデオに焼けるようなファイルを作るテンプレートが用意されていると嬉しいですね。将来のためにそういう形で残しておきたいと思っても、どういうオプションでエンコードしておけば良いのか意外と分からないんですよね。この辺のサポートはDVD時代のペガシス製ソフトには信頼感があったので、本当に期待しています。いろいろと面白くなってきました。


関連リンク
TMPGEnc XPress 4.5.0.252 (2008年06月24日)

コメント (2)

2008年5月19日

PV.exe バージョン3.4.1

週末にPV3/4用ソフトウェアのバージョン3.4.1が出ました。バージョン番号からするとバグフィックスのみのようですが、インストールしておきました。

変更点を見るとVideoTechnology=0 のときに CPU 使用率が無駄に高くなることがある不具合を修正等と書いてあって期待したのですが、以前のCPU負荷の問題は改善されませんでした。でも多少でも軽くなっているのだったら嬉しいですね。

コメント (0)

2008年4月28日

PV.exe バージョン3.4

週末にPV3/4用ソフトウェアのバージョン3.4が出ました。今回はファームウェアの更新はなくドライバとアプリケーションのみなので、気軽にアップデートできました。いざとなれば戻せますからね。

見た目も動作も何も変わっていませんが、内部的には色々と改良されているようです。でも先日のCPU負荷の件は3.3と同じ状況でした。残念。でもこれはこのままかもしれませんね。PV拡張ツールもバージョン9.01がとりあえず動作しています。キャプチャーもしてみましたが問題なさそうです。

コメント (0)

2008年4月24日

PV.exe バージョン3.3 その後2

16日の日記のその後です。キャプチャーするたびにタイマーをセットするのが面倒で仕方ないので、PV拡張ツールのソースを勝手に改造させてもらいました(^^;) Controlキーを押しながら録画ボタンをクリックした場合は、実行まで5秒のディレイを入れるようにしたのです。その間にキーボード&マウスを切り離せば万事OKです(笑)

ついでに設定が保存されない問題も修正してしまいました。単純に、PV.exe 3.3と同じように設定ファイルの保存先を変えただけですが、この部分はデバッグしていてかなり勉強になりました。

PV.exe 3.2までは、アプリケーションのあるディレクトリに設定が保存されていましたが、通常Vista環境ではProgram Filesディレクトリ以下への書き込みは(管理者として実行しない限り)NGです。しかしOSの互換機能により、それらのファイルは各ユーザーのVirtualStoreディレクトリにリダイレクトされ、正常に読み書きが行えるようになっていました。

しかしPV.exe 3.3では、アプリケーションがVistaに正式に(?)対応した(ManifestにrequestedExecutionLevel=AsInvokerが指定された)ため、このリダイレクトが機能しなくなりました。この影響で拡張ツールの設定も保存できなくなっていたようです。以前のバージョンからアップグレードした環境では、読み出しは正常に行えるので、気づきにくい不具合かもしれませんね。

とりあえず、これで私が使う機能はほぼ問題なくなりました。ソース公開に感謝!


関連リンク
PV.exe バージョン3.4 (2008年04月28日)

コメント (0)

2008年4月19日

リモートプレイ

今更ですが、PS3内の動画をPSPで視聴するリモートプレイというのを試してみました。私は不眠の友として毎晩1時間くらいPSPでビデオを見ているのですが、その時間を普段と同じように運用してみました。

まず画質ですが、あまり良くないですね(^^;) PS3内の動画はHDサイズでそれなりに綺麗なものなのですが、PSPに送られてくる映像はそれと比べるとかなり落ちます。PSP用にH.264でエンコードした動画を単体で再生するほうが断然綺麗ですね。ま、これは仕組みを考えれば仕方ないかな。

また、転送が追いつかないのか再生が途切れ途切れになることがありました。PS3とPSPは同じ部屋にあって距離もそんなに遠くないはずなのですが、やはり電波の問題なんですかね。元データがHDサイズだからデコードの負荷が高いのかな。

使い勝手は特に問題ありません。早送りなども許容できるレスポンスだし、見終わった後PSPからPS3の電源が落とせるのも良いですね。電源を入れることもできるそうですが、PS3側でその設定をすると、電源を落としてもファンが回りっぱなしになっちゃうんですよね。さすがに四六時中その状態は嫌なので、電源は寝る前に入れるという運用にしようと思います。

直接メモリースティック内の動画を見るのに比べると画質はもう1つですが、今はテレビ視聴用とPSP用の2種類のファイルをエンコードしていて手間なので、この方法に一本化するのも悪くないかもしれません。画質とか言っても、どうせ時間の半分くらいはウトウトしながら見てるわけだし(笑)

コメント (0)

2008年4月16日

PV.exe バージョン3.3 その後

13日の日記のその後です。メインマシンのほうも新しいバージョンにしました。こちらは画面が真っ青になるようなトラブルも出ず、無事にアップデートできました。

ただ、少し困った現象が出ています。バージョン3.2より負荷が高くなったようなのです。処理能力が低下している云々というエラーが頻繁に出るようになりました。メインマシンは予備機より若干スペックが低いせいか、以前からキャプチャー中に裏で別のソフトが勝手に動作して(例えばApple Software Updateが起動したりして)エラーになることがありました。でも3.3にしてからはUSB機器を接続したり抜いたりしただけでエラーになるようになってしまいました(^^;)

私は1組のキーボード&マウスをUSB切り替え機を使ってMacと共用しているので、これは少し困ります。キャプチャーを開始したら終わるまでそのマシンは使わないので、おのずとMac側に切り替えて別のことをやろうとするパターンが多くなるわけですが、切り替えの際のほんの1秒くらいの負荷の発生でエラーになってしまうのです。何度かやってみたけど毎回なりますね。仕方ないので1分後くらいにタイマー予約して、その間に切り替えるという方法で回避しています(笑) でも凄い面倒・・・。

PVのこの仕様はコマ落ち等の対策なのでしょうが、ちょっとシビアすぎるような気がしますね。まあ、逆にエラーが出なければ完璧にキャプチャーできたと考えてもいいのかな? だったらそれはメリットと言えなくもないでしょうか。メインマシンは100%レコーダーからのキャプチャーだから、エラーが出てもやり直せば済むしね。


関連リンク
PV.exe バージョン3.3 その後2 (2008年04月24日)

コメント (0)

2008年4月13日

PV.exe バージョン3.3

1週間ほど前にPV3/4用アプリケーションのバージョン3.3が出ました。今回のバージョンはファームウェアの更新を伴うということで様子見をしていたのですが、2台あるうちの予備機のほうをアップデートしてみました。

最初、PV.exeを起動したところで画面が真っ青になるトラブルが出ました。リセットしても同様。画面だけでなくこっちの顔も青くなりかけたのですが、何度かやっているうちに無事に起動できるようになりました。その後は一度も発生していません。Windows Aeroが自動的に切られる処理の後あたりで落ちていたので、その辺の問題ですかね。そういえば切ったことを通知しないように設定してから出なくなったようにも思えます。

定番のPV拡張ツールも既に3.3対応版が出ています。私はこのツールのほんの一部の機能だけしか使っていませんが、ツールの設定が全く保存されないという不具合が出ているだけで、あとは問題なさそうです。設定もPV.exeを管理者として実行すれば保存できるので、保存したいときだけそうするという運用で、とりあえずOKです。作者さんはまだVista環境をお持ちでないそうなので、細かい不具合は仕方がないですね。ソースもあるし、なんなら私がデバッグしてみてもいいかな(^^;)


# この手の話題が増えたのでDTV(Desk Top Video)カテゴリーを作りました。過去の日記で該当するものも多いので、少しずつ変更していきたいと思います。


関連リンク
PV.exe バージョン3.3 その後 (2008年04月16日)

コメント (0)

2008年4月 8日

PC向け地デジチューナー 発売間近?

いよいよPCで地上波デジタル放送を視聴、録画するためのサードパーティ製機器が発売可能になるようです。今までは一部PC本体とのセット販売でしか認められていなかったわけですが、やはり時代の流れには逆らえないのでしょう。既にアイオーデータが開発を表明しており、すぐにでも発売されそうな雰囲気です。他社も追随するでしょうね。

まあ、ろくに編集もできない、コピー制御ガチガチの製品になることは間違いないので、個人的にはあまり興味はありませんが、きっとクラックされる(穴のある)製品も出てくると思うので、しばらくそっち方面の情報を収集するのは楽しいかもしれません(笑) 今までPC用が認められなかったのは、ひとえにそういった不正利用を恐れてのことですが、その考え方はまったくもって正しい。絶対に破られると思います(^^;)

真っ当に使うとしても、HDCP対応のモニタが必要というのは敷居が高いですね。モニタを買い換えてまで使いたいとは思わないなぁ。知らずに買う人も出そう。


関連リンク
やっぱり破られたか (2008年07月27日)

コメント (0)

2008年3月19日

PV4をもう1枚

昨年末に購入してから大活躍中のPV4を、もう1枚買いました(^^;) トラブルに備えての予備として新しいマシンにも入れておきたいと思っています。

その新マシン、普段は自室に置いておくことにしました。今までノート型以外のPCは自室に置かないことにしていたのですが、その部屋にはCATVが来ているので、セットトップボックスの近くに置けばBSやCSも録れるようになります。まあ、リアルタイムキャプチャーになるから多少のリスクはあるんですが、できないよりマシです(^^;)

モニタを置く場所はないので液晶テレビをモニタ代わりに使おうと思っています。解像度的には十分なはず。キーボードとマウスは余っているのがいくつかあるので、とりあえずそれを使いますが、近いうちにワイヤレス化したいですね。

コメント (0)

2008年3月11日

PS3 HDDいっぱい

1月に購入したPS3 40GBのハードディスクがいっぱいになりました。中身は主にHD動画ですが、どれくらい入るのか片っ端から入れてみようという方針で使っていて、だいたい2ヶ月分ですね。思ったよりたくさん入るなという印象です。

PS3は簡単にハードディスクの交換ができるようなので、今なら少しの出費で160GBや250GBのドライブにすることも可能です。作業的には一度やってみたい気もしますが、それでも所詮は今の数倍、すぐにいっぱいになってしまいますよね。そういえばMacBookに入っていた60GBのドライブも使えるはずだけど、20GB増えてもしょうがないか(^^;)

とりあえず、残したいものはDVD-Rにデータディスクとして焼けば、そのままPS3で再生できるので(瞬間的にかなり高レートになる動画でも問題ないことを確認済)それがいちばんかな。

コメント (0)

2008年2月17日

HD映像をどう残す その3

1/23の日記のその後です。TMPGEnc 4.0 XPressでDivXエンコードをするとたまに落ちる件ですが、一時ファイルの保存先を変えると出なくなるという情報を見つけました。今まではDドライブ(動画専用にしているパーティション)のルートを指定していたのですが、その下に作業用のディレクトリを作ってそこに変えてみたところ、本当に出なくなりました。これで安心して無人運転できます。

それにしても、ルートディレクトリだとだめということなんですかね。どういう実装をするとそうなるんだろう。

コメント (0)

2008年1月23日

HD映像をどう残す その2

昨年12/31の日記のその後です。PS3がDivX Ultraに対応していないことが分かって白紙となっていたこの件ですが、あれから試行錯誤して、当面の方針をようやく決めました。

まず前提となる条件。私の場合、ソースはテレビ番組を録画したものが大半なので、インターレース動画が主になります。PCで視聴するつもりはないのでプログレッシブ化はしません。インターレースのままPS3で綺麗に再生できることが条件です。解像度は利便性を考えて1280x720(4:3のソースは960x720)で統一することに決めました。

コーデックの候補はH.264、VC-1(Windows Media Video 9)、そしてDivXの3つです。この中から使い勝手や画質などを総合的に判断して決めました。

まずH.264。将来性を考えるとこれがいちばんなんですよね。次世代DVDなど多くのメディアで採用されているのを見ても明らかです。ただ、問題がないわけではありません。意外とPCでのエンコード環境が整っていないのです。私が愛用しているTMPGEnc 4.0 XPressもまだHD解像度のH.264に対応していません。フリーのソフトなどをいくつも駆使して納得いくフォーマットに仕上げるのは意外と苦労しそうです。また、互換性が低い(と言うと語弊があるかな?)のもH.264の欠点だと思います。そんなわけでH.264は早々に断念しました。

次にVC-1。知らなかったのですが、WMVにはファイルマーカーというDVDのチャプターに相当する仕組みがあるのですね。実際にWindows Media Playerではメニューから移動が行えました。非常に嬉しい機能ですが、残念ながらPS3はこのマーカー移動には対応していません。R1ボタンとかで移動できたら便利なのにね。でも将来対応してくれる可能性はあるんじゃないかと期待しています。コーデックの将来性についてもH.264ほどではありませんが、一応BDの標準コーデックの1つ(?)にもなっていたりするので安心感があります。TMPGEncもインターレースのAdvanced Profileまでフル対応していて問題なしです。

最後にDivX。DivX Ultraがだめなら独自規格で古さも感じるDivXを選ぶメリットはないと思っていましたが、総合力では意外と高評価です。なんといってもエンコードが速い。これは大きいです。もちろん設定にもよりますが、うちのPCだとDivXなら実時間の2〜3倍程度の速度でエンコードできます。H.264やVC-1は更にその数倍かかるので、この差は無視できません。圧縮率はそれほど拘っていないので、そういう前提なら画質も特に問題を感じません。PS3でのインターレース再生もスムーズで綺麗でした。


というわけで結果。結局DivXに決めました(^^;) 将来性や汎用性、圧縮率など、どれを取ってもいちばん低いわけですが、画質は大差ないし、やはりエンコード速度は重要です。現状ではこれが現実的だと判断しました。将来についても、PS3で再生できれば向こう10年くらいは安心ですしね。

ただ、うちの環境ではDivXでエンコードするとTMPGEncが頻繁に落ちるんですよね。しかも必ずエンコード終了間際に(^^;) 無人運転はちょっと心配です。


余談ですが、PS3のインターレース再生(I/P変換)はなかなか優秀ですね。どの形式でも不満はありませんでした。ちなみにVC-1はPCでの(Windows Media Playerでの)インターレース再生が非常に綺麗でした。逆にDivXは汚いです。マシンやビデオカードにもよるのでしょうが、PCでも視聴する人には重要なポイントかもしれませんね。


関連リンク
HD映像をどう残す その3 (2008年02月17日)

コメント (0)

2008年1月 5日

MacでPSP用480x272動画を作成 2

2日の日記のその後です。あれから色々とエンコードしてみて、いくつか気になることがあったので書いておきたいと思います。

まず、解像度368x272の動画もPSPで問題なく再生できることが分かりました。PSPで正式に対応している解像度ではありませんが、4:3のソースをできるだけ高画質でエンコードするのに好都合です。理想はちょうど4:3になる360x270ですが、HandBrake上で設定できないんですよね。4の倍数にならないからなのでしょうか。

次に、HandBrakeのデフォルト設定だったので気づきませんでしたが、前回の手順だと元の動画がインターレースなら、そのままインターレースとしてエンコードされるようですね。でもPSPでの再生は全く問題ありませんでした。むしろ変にプログレッシブ化するより動きが良いような気さえするので、PSPでしか再生しないならこれでOKかもしれません。

あと、たまにエンコードした動画の最後の数フレームに関係ない映像(おそらくソースの最初の数フレーム)がくっついていることがありました。これはバグですね。もう一度やって直るかどうかはまだ試していませんが(エンコードに凄い時間かかるのですよ(^^;) )しばらくは確認が必要ですね。

今までMacやWindowsのいくつかのアプリを試しましたが、このHandBrake(というかx264?)がいちばん綺麗ですね。あとは安定して動いてくれれば合格です。見守っていきたいと思います。

コメント (0)

ページ: << < 1  2  3  4  5  6  7 >>