2020年11月13日

BOSS SY-1

ちょっと前に、BOSSのSY-1というギターシンセサイザーを買いました。専用ピックアップを必要としないエフェクターライクのギターシンセで、いわゆるモデリングギターに近いものだと思います。非常に安いので1年くらい前に発売されたときから気になっていました。


BOSS/SY-1 Synthesizer
見た目は伝統のBOSSのコンパクトエフェクターと全く同じです。まさかこの歳になって再びこの形の製品を買うことになるとは思いませんでしたが、いや懐かしいですね(^^;)

仕様的にも、良くも悪くもエフェクターっぽく作ってありますね。でもそれでOKです。今回これに期待していたことの1つが、ギターの代わりになること、と言ったら変でしょうか。でもギターっぽい音に期待していました。理由は、録音の素材として使いたかったからです。素人がギターを高音質に録音するのはとても難しいことですが、モデリングギターなら問題ないので、本物のギターの代用にならないかなと。

音色的には残念ながら、1曲とおして弾きたくなるような好みの音があまりありませんでした。特にLEAD系には期待していたんですけどね。PADやORGAN、BELLなんかは面白いと思うけど、ギターで弾いてると変な感じです。全然違う音が、ギターのエンベロープになっちゃいますからね。唯一、BASSは使えそうですね。我が家にはギターやシンセはたくさんあるけどベースギターは1本もないので、こいつで弾けば打ち込みよりはソレっぽくなりそうです。

演奏感覚は悪くないです。私はGKピックアップ搭載のギターシンセも持っているのですが、それと比べても自然です。レイテンシーは低音弦で少しあるかな、いや気のせいかな、というくらいでほぼ問題なし。ピッキングの強弱に少々敏感な感じがして気を使いますが、手前にコンプレッサーでも噛ませばいいのかもしれません。でも面倒だし、SY-1側で感度を調整できると良かったと思います。

音声出力はEFFECTとDIRECTがミックスできるのがエフェクターっぽいですね。でもDIRECTって必要ですかね? 他のエフェクターで音作りしたあとに、このSY-1に入力できるのなら良いとは思いますが、例えばディストーションみたいな歪んだ音を入力しても、SY-1は正常に動作するのでしょうか? 和音を弾いても大丈夫なくらいだから、いけそうな気もしますが、実際にあとで試してみたいと思います。

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2020年11月 1日

iCON Platform Nano

ちょっと前にiCONのPlatform NanoというMIDIコントローラーを買いました。


iCON Platform Nano MIDIコントロールサーフェス【国内正規品】
DAWソフトウェアをリモート操作するUSBコントローラーで、まあよくある製品なのですが、このPlatform Nanoはフェーダー(左の方にある上限にスライドするツマミ)がモーターで動く、いわゆるムービングフェーダーになっているのです。

同様の製品は他社にもあるにはあるのですが、これはその中でもかなり低価格かつUSBバスパワーで駆動できるという特徴があり、以前Amazonで見かけてから気になっていました。DTMなんて最近ほとんどやってないのに買ってどうするんだとも思いましたが、ちょうど購買意欲をソソるレビュー記事を読んでしまって、その勢いで注文してしまいました(^^;)

主にCubaseのミキサー画面で使うつもりですが、フェーダーは1つしかないので(複数搭載している製品もある)同時には1トラックしか操作できません。でも意外とそれで十分です。16本くらいあれば別ですが、中途半端に数本あるだけなら、1つのフェーダーを切り替えて使うほうが分かりやすいと思います。

iCON Platform Nano具体的には、まず当然ですが、フェーダーを操作するとそれがDAWに反映されます。これはムービングフェーダじゃなくてもできます。逆に、DAWでトラックを選択したりマウスで値を変えると、その設定値が瞬時にフェーダーに再現されます。トラックの切り替えはPlatform Nano側のボタンやダイヤルでも可能なので、慣れれば効率的に操作できるはずです。

これは実際に体験してみないと分からないかもしれませんが(前述のレビュー記事に動画あり)見てるとニヤニヤしてしまうほど面白いです。意味もなくトラックを切り替えてしまいます。ギミック好きにはたまりません。こういうのは理屈ではなく、男のロマンなのです(笑)

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Quicco Sound Mi.1 Cable

書こうと思ってずっと忘れていましたが(Twitterには書いてた)7月末頃にQuicco SoundのMi.1 CableというワイヤレスMIDI機器を入手しました。

Quicco Sound  Mi.1 Cable & YAMAHA reface DXMIDI楽器をワイヤレス化する製品は以前から存在しますが、それらは皆スマホやPCとの接続を想定したものでした。しかし、これはMIDI楽器同士をワイヤレスで接続するためのものです。その名のとおりMIDIケーブルがワイヤレス化したような製品ですね。面白そうなので発表になったときに予約注文していました。先行予約は20%オフでしたしね(^^;)

注意しなければならないのは、この機器はMIDI OUT端子から電源を取るので(いわゆるバスパワー駆動)MIDI IN端子しかない機器では使用できないということです。最初はモジュラーシンセで使おうと思っていたのですが、私のモジュラーシステムのMIDI to CV/GateモジュールにはMIDI IN端子しかなく、使えませんでした。

Quicco Sound  Mi.1 Cable & behringer MODEL D仕方ないのでbehringer MODEL Dで使っています。こいつにはMIDI THRU端子(MIDI INから入ってきた信号をそのままスルー出力する端子)があるのでOKです。ケーブル部分が下のツマミに少し干渉して邪魔になるけど、とりあえず期待どおり動作しています。

鍵盤はreface DX(左上の写真)です。電池駆動ができるのでワイヤレス化のメリットは大きいのですが、これもMIDI接続には特殊な二股ケーブルを使うので、ちょっと邪魔です。

購入から3ヶ月、Model Dにはずっと繋ぎっぱなしですが、なければないで済んでしまうレベルのものかもしれませんね(^^;) まあ技術的興味で買ったので予想はしていましたが、今のところ、これだという活用法は思いつきません。

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2019年11月11日

YAMAHA DX7

ヤフオクで1983年発売のヤマハのデジタルシンセ、DX7を入手しました。歴史的名器です。私はこの後継機のDX7 IIを持っていますが、初代も綺麗な出物があれば欲しいと、ずっと思っていました。汚い動作品なら、まだ世の中にたくさんあるから、たとえ壊れてもニコイチすればいいですしね(笑)

YAMAHA DX7デザイン的にはIIやsが好きだったけど、いま見ると初代も悪くないですね。一周回って未来的って感じ(^^;) 写真は同じ意匠のreface DXと並べて撮ってみました。

届いたものは期待以上にコンディションが良かったです。傷はあるにはあるけど、40年前の製品と思えば極上です。うちのIIはむき出しでいつも埃をかぶってたけど、こっちはカバーをかけたくなりますね。液晶もコントラストが高くて見やすいです。音も(新品当時と比較はできないけど)劣化している印象はありません。あとでvolca FMとは比べてみたいと思います。

初代で特徴的なメンブレンスイッチも良好です。記憶ではもっと使いにくかったのですが、全くそんなことはありませんでした。この構造なら埃も入らないし、クリック感もしっかりあって、むしろII以降のタクトスイッチより良いですね。うちのIIのスイッチは、最近たまに接触不良を起こすしな・・・。

鍵盤の状態も良いので(IIより少しタッチが軽い感じ)マスターキーボードにしたいところですが、初代はローカルコントロールをOFFにできないみたいですね。だとすると、ちょっと使いにくいかもしれません。ちょっと考えます。

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2019年10月 9日

AKAI S3000XL その後5

昨年8/12の日記のその後です。書くのは1年ぶりですが、たまにサンプリングしたり、音色(主にピアノ)をロードして演奏したりと、意外と活用しています。

AKAI S3000XL ディスク先日ヤフオクを眺めていたら、このS3000XLに付属していた(らしい)フロッピーディスク4枚が出品されていました。当然のように保証なしでしたが、千円だったので入札してみたところ、そのまま落札となりました(^^;)

何が入っているのかもよく分かっていなかったのですが、Sample Wave MixingとWork Stationの2枚は音色、Demo Sequenceはその名のとおりMIDIデータ(S3000XLはStandard MIDI Fileの再生機能がある)、そしてM.E.S.AはMacintosh用のソフトウェアのようです。

試してみたところ、Sample Wave Mixingには50、Work Stationは15(うち1つはドラムセット)の音色プログラムが入ってましたが(逆だったかな?)残念ながらWork Stationのディスクはエラーが出て、2つのサンプルが読み込めませんでした。Demo Sequenceに至ってはディスク自体が読めませんでした。(M.E.S.Aは未確認)

とはいえ、まさかフロッピーディスクにこれだけたくさんのサンプルデータが入っているとは思わなかったので満足です。シンセっぽい音色が中心ですが、私好みのPAD系の音が多くて、ちょっと嬉しいです。内蔵したフラッシュメモリのドライブにはまだまだ余裕があるので、全て保存しておきました。

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2019年9月25日

2hp LPF

久々にユーロラックモジュールを買いました。2hpのLPF(写真中央)、ローパスフィルターです。VCOが3台もあるのにVCFが1台だけというのは寂しいので、もう1つ欲しいと思っていたんですよね。

2hp LPFとはいえ同じようなものを買っても面白くないので、以前の-12dB/octのもの(写真左)とは違う-24dB/oct仕様です。更に、今回のものはレゾナンスが自己発振するタイプです。ちょっといじってみましたが、油断しているとすぐに発振してしまいますね。意外と使いづらいかも?(^^;)

なお、ラックが一杯だったので、サンプル&ホールドのモジュールを抜きました。面白い使い道はあるにはあるんですが、やはり使用頻度が低いです。ゆくゆくは今の巨大なEGを小さいものに買い替えて、復活させたいと思っています。

ちなみに今回は2hpの直販サイトで買いました。日本国内で在庫のある店が見つけられなかったからですが、販売価格は同じくらいですね。送料は$35で、届くまで1週間くらいかかりました。

実は注文したあと、behringer MODEL Dの値下げキャンペーンが発表されて、かなり迷ったのですが、期間限定ということだったので、結局そちらも買ってしまいました。先に知っていたら延期したんですが、既に発送済みでキャンセルできませんでした(^^;) というわけで、しばらく節約モードです。

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2019年9月21日

behringer MODEL D

behringerのアナログシンセ、MODEL Dが期間限定1万円引き(29,800円+税)で販売されることを知り、衝動的に買ってしまいました(^^;)

behringer MODEL D発表当時、$300で買えるMinimoogクローンということで話題になり、私も購入するつもりでいたのですが、なかなか日本では発売されませんでした。その後、待ちきれずユーロラックのモジュラーシンセに手を出してしまったり、いざ日本で発売されたら割高だったりと、なかなか縁がありませんでした。しかしこの値段なら文句はありません。いまさら必要ないだろうと言われたら否定はできませんが(笑)それでも、この機会を逃す手はないと判断しました。

実物は見たことがなかったのですが、思っていたより小さいですね。ユーロラックにもマウントできるようです。とりあえずMIDI経由で演奏してみましたが、ピッチベンドだけでなくモジュレーションホイールまで普通に使えて驚きました。そのあたりは現代的ですね。

パネルのレイアウトも分かりやすいし、音作りも特に問題はありません。3VCO+NOISEというスペックは、やはり贅沢で良いですね。音も今のところ好印象です。オリジナルじゃないとはいえ、せっかく名機を所有する機会に恵まれたのだから、なぜこのシンセが万人に愛されてきたのか、1人のシンセ好きとして、そのあたりが見極められたらと思っています。

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2019年8月 7日

Arturia DrumBrute

Arturiaのドラムマシン、DrumBruteを買いました。発売された頃(2〜3年くらい前?)から気になっていたのですが、値段が高くてずっと手が出せませんでした。アナログ音源ということで、良くも悪くも使い道が限られますからねぇ。


ARTURIA アナログ・ドラムマシン  DrumBrute
また昨年、弟分のDrumBrute Impactが出ました。兄貴と比べるとちょっと魅力に欠けるのですが、実売4万円弱なので、そのうち買おうかと思っていました。今回も久々にネットで情報収集していたのですが、そんな中、Impactより安い値段で無印DrumBruteのアウトレット品が売られているのを見つけて、衝動買いしてしまいました。箱にキズ汚れ凹みがあるということでしたが、中身は未使用未開封で29,800円でした。国内代理店(KORG)の保証もついています。ちなみに同じ店で普通の新品は49,950円で売られていました。本当に箱だけなのかと心配になるレベルで安いです(笑)

買ったのはCreation Editionという限定色で、黒のボディにうっすらと何やら絵が描いてあります。ミケランジェロのアダムの創造がモチーフになっているそうです。白の単色なので、写真(右下のほう)だと汚れにしか見えませんが、実物を目の前にしても、ほとんど汚れにしか見えません(笑) でも黒地に金(メタリックオレンジ?)の配色が格好良いです。まあデザイン的には標準モデル(左上の広告)も悪くないんですけどね。サイドウッドはブラウンが木製らしくて良いと思うし、甲乙つけがたいです。

Arturia DrumBrute Creation Editionまだプリセットのパターンを流しながらツマミで適当に音色を変えてみたりしただけですが、なかなか良い感じです。この令和の時代に、アナログ音源のドラムマシンが新品で買えるというのは素晴らしいことですね。

思えば、長いこと楽器趣味を続けているくせに、自分でドラムマシンを買うのは初めてです。まあ、デジタルならサンプラーがありますが、打ち込みやすさは専用機には敵いませんよね。

Arturia製品を買うのも、なんだかんだでこれで4台目(他はMicroBrute, RackBrute, KeyStep)です。やはりデザインがグッと来るんですよね。今後も良い製品を作り続けて欲しいです。

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2019年3月23日

2hp S+H

2hpのS+Hを買いました。サンプル&ホールドです。(ラックの右から4番目)

モジュラーシンセラックの残りスペースが2HPになって、最後に何を買おうかと考えたのですが、これまで買ったことのないモジュールにしようと、これにしました。

サンプル&ホールドというと、ノイズを入力してランダムな電圧を出力したりする使い方が多いようですが、単なるランダム演奏だけでなくCVを利用した音色のコントロールにも使えるはずなので、いろいろ試してみたいと思っています。できあいのシンセでは難しい、モジュラーならではの音を作りたいですね。

というわけで、ラックの空きはなくなりました。これで私の第1次モジュラーシンセシステムが完成ですね(^^;) これ以上拡張しようと思ったらラックを買い足すか、何らかのモジュールを抜く必要があります。まあ、2台目のラックを買うというのはないと思うので、やるとすれば意味もなく大きくて高機能なADSR(EG)の交換ですかね。小さいのに買い換えれば、あといくつか追加できそうです。そこまでやるかどうかは未定ですが(^^;)

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2019年3月10日

Arturia KeyStep

こたつでモジュラーシンセを弾くために(笑)Arturiaのキーボード・コントローラー、KeyStepを買いました。


ARTURIA シーケンサー機能搭載 キーボード・コントローラー KEYSTEP
この手の小型キーボードはたくさん持っているのですが、このKeyStepはMIDIだけでなく、アナログシンセで一般的なCV/GATE出力が可能な貴重なキーボードで、以前から欲しいと思っていました。しかし、バッテリー駆動できない点が不便そうで、これまで手を出せずにいました。以前にも書きましたが、この製品に限らず、最近の小型キーボードはPCで使うことを前提としたものが多く(USBバスパワーで使うので)バッテリーを搭載できるものはあまりないんですよね。MIDI端子まで搭載しているとなると、ほぼ絶望的です。

そんなわけでモジュラーシンセで使える理想の小型キーボードをずっと夢想していたのですが、先日DoepferからA-183-9 Quad USB Power SupplyというUSB電源モジュールが発売になりました。ここから電源を取ることができれば、コンセントにACアダプター等を繋ぐより遥かに便利です。これで、バッテリー駆動という厳しい条件が必要なくなりました。

Arturia KeyStep & Doepfer A-183-9右の写真に写っているラックのいちばん左にあるのがそのモジュールで、USB端子が4つあります。いちばん上には、試しにUSB照明を繋げてみました(^^;) 普段はミキサーで使用しているものですが、ちゃんと動作しています。

消費電力は接続した機器によるので、ケース(電源)によっては注意が必要だと思います。実際、Doepfer製の電源以外は動作保証はないとのことですが、うちのRackBruteでは、とりあえず問題はなさそうです。元々ユーロラックの電源には5Vが出ているものが多いので(ないものもある)回路は単純だと思います。安全対策を考えなければ、私でも自作できそうです。

ちなみに、このモジュールの発売はTwitterでフォローしているFive Gさんという日本のモジュラーシンセ界隈では有名なお店のツイートで知ったのですが、それを引用する形で「KeyStepで使いたい」みたいなことを書いたら、すぐに試して返信してくれて、気を良くした私がそのまま購入、という流れでした(^^;) 大きなお店では考えられない対応で、良い買い物ができました。

KeyStepのほうも好印象です。まだCV/GATE経由でちょっと演奏してみただけですが、鍵盤のタッチはまあまあですね。スプリング感はあるけど、重めで上質な印象です。MicroBruteの鍵盤とも似た感じですが、あそこまで重くはなく、ストロークも深めで、こちらのほうが断然、弾きやすいです。

タッチ式のピッチベンド/モジュレーションホイールは購入前には懐疑的でしたが、思ったより悪くないですね。場面によってはこちらのほうが便利かもしれません。

ボディは樹脂製ですが(裏は金属かな?)重さもそこそこあり、あまり安っぽさは感じません。あとは経年劣化で白い部分が黄ばんでしまわないことを祈ります。

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2019年1月17日

2hp VCO

2hpのVCOを買いました。(写真中央付近の細長いやつ) 2台目のアナログ・オシレーターです。

モジュラーシンセこれまで購入してきたアナログシンセはどれもVCOが1つでしたが、モジュラーはこうやって拡張できるのが良いですね。デジタル・オシレーターのPlaitsを含めると3台目です。ポリフォニックを目指したりするつもりはないので、オシレーターはこれで打ち止めです。

ラックスペースにも空きがないので、2HPサイズのモジュールばかり出しているこの2hpというメーカーはありがたいですね(^^;) 使い勝手が良いとは言えないけど(特にパッチケーブルが密集するとツマミが回しにくい)残り4HP分あるので、あと2台イケます(笑)

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2018年11月25日

Mutable Instruments Links

モジュラーシンセの音声出力をオシロスコープに分岐するとき、自作のマルチプルでは予想以上に音痩せすることに気づきました。アナログシンセらしい図太い低音などで顕著です。市販のスタッカブルケーブルも試してみたのですが、同じ結果でした。パッシブタイプでは仕方ないのでしょうね。

モジュラーシンセそこで、Mutable InstrumentsのLinksというモジュールを買いました。(写真中央付近) これはアクティブタイプのマルチプル/ミキサー風のユーティリティモジュールで、1入力3出力、2入力2出力、3入力1出力という、3系統の機能が個別に使用できます。ミキサーと違ってレベルコントロールはできませんが、値段も1万円以下で買えるし、4HPという省スペースだし、このくらいの規模のシステムにはちょうど良いモジュールですね。痒いところに手が届くという感じで、かなり有用です。

懸案だった音痩せも見事に解消されました。他にも、オシレーターの波形出力のミックスや、CV信号(特に鍵盤やシーケンサーからの音程の信号)の分岐に使用したいと思います。ラックスペースの問題もあるので、自作のマルチプルは退役させました。

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2018年11月16日

Doepfer A-110-2 VCO

Doepfer A-110-2 Basic VCOを買いました。(写真中央付近) アナログのVCO(オシレーター)です。

モジュラーシンセモジュラーシンセが欲しいと思ったのは、当然アナログシンセが好きになったからですが、そのくせここまでずっとデジタルでした。色々と予定になかったものまで買ってだいぶ紆余曲折してしまいましたが、とりあえずこれでアナログシンセのラックが完成です(^^;)

それにしても、最近はDoepferのモジュールばかり買っていますね。やはりユーロラックの提唱者ということで質、量ともに充実しているし、値段も安くて取扱店も多いとなると(中古品も多い)そうなりますよね。

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2018年11月11日

ヤマハreface用MIDI OUTケーブル

最近は専らモジュラーシンセもコタツでいじっているのですが、鍵盤は主にヤマハのreface DXを使用しています。もう少し小さくて軽いと良いのですが、これは鍵盤のタッチが最高に良いし、何より電池駆動できるのが便利です。

ヤマハreface用MIDI OUTケーブル (左)しかし、refaceのMIDI端子は入出力を1つにまとめた独自のコネクタで、専用の二股ケーブル(写真右)を介してMIDIケーブルを繋ぐ必要があります。これ、膝の上とかで弾いていると、凄く邪魔なんですよね。というわけで、直接MIDI端子に繋ぐことができる出力専用ケーブルを自作しました。(写真左) 市販のMIDIケーブルの片側をカットして、そこにミニDIN 6ピンのプラグを取り付けたものです。

使用するのはアウト側の3つのピンだけです。ピンアサインはテスターで調べました。いちおう製作時のメモも載せておきます。作業しながらマウスで描いたものなのでショボいですが、まあ分かりますよね(^^;) 数字はピン番号です。

ヤマハreface用MIDI OUTケーブル (ピンアサイン)なお、私が購入したプラグのパーツはシェルの部分が太めでrefaceのボディに刺さらなかったので、少し先の部分のカットが必要でした。そういや以前にも似たようなことがありましたね。細めのパーツはないんでしょうか・・・。

また、こういった自作のケーブルは(素人工作なので)強度的に不安がありますが、これまでは壊れたら直せばいいやと思って、いつもハンダ付けのみでした。しかし今回は膝の上で弾いたりして負荷がかかる可能性が高いので、ハンダ付けしたあと内部はホットボンドで固めてしまいました。そのため壊れても修理はできなくなりましたが、そこそこ頑丈になったと思います。


あと本筋とは関係ありませんが、MIDI鍵盤として使ってみると、refaceはモジュレーションホイールもアフタータッチもないのが残念ですね。鍵盤のタッチが良いだけに本当に惜しいです。別の鍵盤を購入することも考えてみたのですが、小型、電池駆動、MIDIアウト装備という条件を満たす製品は見つけられませんでした。MIDIじゃなくてUSBなら、いくらでもあるんですけどね(^^;) 残念だけど、もうこの時代じゃ仕方ないですね。


関連リンク
Arturia KeyStep (2019年03月10日)

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2018年10月19日

2hp LFO

2hpのLFOを買いました。(写真の右から2番目) 現在は同じ名前の新モデルが出ていますが、これは旧型の中古です。若干ですが機能に違いがあるようです。

モジュラーシンセシーケンサーでピコピコ鳴らしているときはあまり必要性を感じませんが、鍵盤で演奏していると、やはりLFOが欲しくなります。現状では単音しか出ないのでリード楽器として演奏することが多いわけですが、ビブラートの有無は表現力に大きく影響しますからね。これでやっと楽器らしくなりました。

VCO(オシレーター)がデジタルであることを除けば、これで基本モジュールはほぼ揃ったと言えそうです。数年かけて揃える覚悟で始めたのですが、中古にも手を出したせいか、だいぶ早かったですね(^^;) 次は、アナログのVCOを買うつもりです。

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2018年10月17日

Doepfer A-106-5 VCF

DoepferのA-106-5 12dB SEM Multimode Filterを買いました。VCF(フィルター)です。(写真の中央付近)

モジュラーシンセDoepferは古典的なシンセサイザーのフィルターを模したモジュールをいくつも出しているのですが、これはOberheim SEMタイプです。アナログシンセのサウンドを特徴づけるのはフィルターだと言っても過言ではないと思うので、選択には迷いましたが、価格の安さと、実際に動画サイト等で効果を聴き比べて選びました。自己発振しない仕様だそうで、そこは少し残念ですが、あってもどういうふうに活用すべきか想像できなかったので、そこは諦めました。

とありあえず、Plaitsの出力に対して使うつもりです。PlaitsはデジタルのVCO(オシレーター)ですが、三角波やノコギリ波、矩形波といった基本的な波形も出力できるので、どこまでアナログっぽい音になるか試してみたいです。もちろん、デジタルならではの音にアナログフィルターをかけるのも、とても興味深いです。

ラックも予想外のペースで埋まってきました。残り17HPです。オシロスコープなんていう予定になかったものをマウントしたせいで空きが少なくなってしまいましたね(^^;) あとはアナログのVCO(できれば2台)とLFOを買いたいと思っているのですが、幅のあるものだと収まりませんね。ここからの機種選定は難しくなりそうです。

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2018年10月15日

2hp Seq その3

9/26の日記のその後です。ランダム再生の可能性を探るため、それを元にした多重録音を試してみました。やはり単音では寂しいですからね。より音楽っぽくなった・・・かどうかは微妙なところですが、前回の"音がスカスカ"という問題は解消できたと思います。

なお、今回はループ再生するように作っているので(全てのブラウザでうまく動作するかどうかは未確認)適当なところで再生を止めないと終わりません(^^;)

♪RandomEnsemble_loop.wav (96kHz/24bit/31.6MB)

(非圧縮ハイレゾデータです。回線状態によっては音切れする可能性があります。パケット代も要注意)

録音はMASCHINE(のソフトウェア)を使いました。MASCHINEのMIDIクロックを、先日購入したMidi 3でアナログのCV信号に変換し、そのクロックを元にSeqでランダム再生し、そのままMASCHINEで4小節ずつ何回かサンプリングしました。最後にそれらの素材を適当に組み合わせて、曲のように仕上げました。

音源は全てPlaitsで、他の機材は使用していません。ミックスダウン後に2チャンネル出力に対してリバーブをかけただけです。

ドラムパートはランダムではなく、単音をサンプリングして、MASCHINEのシーケンサーで鳴らしました。MASCHINE側で若干ベロシティをいじりましたが、単純な音符の連打で、創作性はありません。音はPlaitに元から備わっている(アナログシンセ風の)キック、ハイハット、スネアです。

ドラム以外は4パートあって、うち1つはベースです。他の3つはそれぞれ左、中央、右に振ってありますが、左右はよく聞こえないかもしれませんね。実際にはピコピコ鳴っています(^^;)


なお、この録音方法ではサンプリングに若干の遅れが出るようで、MASCHINE側のシーケンサで鳴らしたものとタイミングが合いませんでした。MASCHINEの設定でMIDI送信にオフセットをつけたりできるようですが、少し試した限り、うまくいきませんでした。調べるのが面倒なので録音されたサンプリングデータを加工してしまいましたが、先頭はカットできても、末尾の部分が少し(遅れた分だけ)欠けているので、音によっては(特に持続音だと)不自然になりそうです。解決法がなければ、少し長めに録音したりする必要がありますね。これは今後の課題としたいです。


・追記
ブラウザによっては(SafriやChrome)ループ時に一瞬、途切れますね。残念です。

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2018年10月11日

Quimat 2.4"TFT デジタル オシロスコープ その5

8日の日記のその後です。格好良いツマミを見つけたので交換しました。また、ボタンの文字もソレっぽく作って貼ってみました。

20181011-0004.jpgツマミの取り付けには少し加工が必要でした。このオシロのツマミは、いわゆるジョグダイヤルなので(グルグル何回転でも回るので)ツマミの位置を示す線(指示線というらしい)がないタイプが合うのですが、そういうのはなかなか選択肢がありません。そんな中やっと見つけたこのツマミ、デザインは最高なのですが、イモネジを使うタイプで、支柱の短いこのオシロには固定できないのではないかという心配がありました。

買って試してみたところ、案の定、固定できなかったので、オリジナルのツマミ(樹脂製で支柱に差し込むだけ)をカットして、新しいこのツマミの裏にあった窪みにハメ込むような形で合成して、取り付けられるように加工しました。ちょっと引っ張ると抜けちゃいますが、普通に使う分には問題ありません。

使い勝手も最高です。オリジナルのツマミは高さが低く、こういうふうにラックマウントした状態では回しにくかったのですが、今回のこのツマミは高さがある上、深いローレットが指にフィットして、とても回しやすいです。

というわけで、だいぶ手間がかかってしまったけど、これで完成ですかね。全体的なデキとしては不満が残る点もあるけど、少し離れて見れば最高に格好良いです(笑)

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2018年10月 8日

Quimat 2.4"TFT デジタル オシロスコープ その4

3日の日記のその後です。パネルを自作しました。アルミ加工は大変なので、今回は模型用に市販されているプラ板を使って作り、シルバーに塗装しました。強度はアルミ以上に低いので、裏側は要所要所を補強してあります。モジュール幅は14HPです。

20181008-00002.jpg予想どおりプラ素材は加工が楽ですね。思ったより短時間で作れました。塗装はプラモデル用の缶スプレーですが、第一次ガンプラブーム世代の人間としては、この程度は朝飯前です(^^;) ヘアラインっぽく横方向にヤスリで少し荒らしてから塗装し、最後につや消しクリアを吹いてマットに仕上げました。でも綺麗にできただけに、逆に工作の粗が少し目立ちますね。しっかりした工具が必要という点では、アルミ加工と同じですね。

オシロスコープの基板はBNCコネクタ、電源コネクタ、電源スイッチを外して、そこからパネル上の部品に繋ぎました。基板の固定は粘着テープ(マスキングテープ)です(^^;) ボタンやツマミでも位置が固定されるので、意外と安定しています。

なお、通常ユーロラックのモジュールは個別に電源スイッチをつけたりしませんが、今回は念のためつけました。素人工作なので、何か不具合が出たとき安全だと思ったからです。

ほぼ完成ですが、下のツマミはオリジナルのままで色が合わないので、何か良いのが見つかったら交換したいです。ボタンには文字もつけたいところですが、綺麗にできそうにないので迷っています。使い方は覚えちゃったし、このままでも困ることはないんですよね。


関連リンク
Quimat 2.4"TFT デジタル オシロスコープ その5 (2018年10月11日)

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2018年10月 3日

Quimat 2.4"TFT デジタル オシロスコープ その3

9/24の日記のその後です。前回の電池ですが、だいたい数時間くらいで切れました。途中何度か電源を落としたので、その合計ですが、こまめに切るような運用なら、そこそこ使えるかもしれません。

とはいえ、せっかくユーロラックに取り付けているのだから、そこから電源を取るのがスマートです。というわけで、市販のDC/DCコンバーターを使って12Vから9Vへの変換ケーブルを自作することにしました。

自作ユーロラック12V → 9V 変換ケーブルコンバーターはネットで探して、XP PowerのIL Seriesを使いました。このシリーズのIL1209Sです。他社製品もあるのですが、意外と100mA前後のものが多く、最大120mA使うこのオシロだと不安が残ります。その点、このIL1209Sは222mAで、ちょうど良い感じでした。(その上だと、クルマ用の大容量のものがたくさん存在する) 購入はRSコンポーネンツからで、送料込みで1,400円くらいでした。

ユーロラック側のケーブルは、以前サンプラーのSCSIケーブルを買ったケーブルダイレクトの「MILソケットケーブル 16pin フラットケーブル(メス-メス、ストレート結線)」です。様々な長さのものが買えますが、どれも2〜300円と、やはり安いです。20cmのものを買って、半分に切って加工しました。もう半分は予備です(^^;)

なお、工作が終わってユーロラックに取り付けて電圧を測ってみたところ、10.7Vの出力でした。データシートに、無負荷ではスペックを満たさないことがあると書いてあったので、テスターではだめなのでしょうね。そこで、オシロを分解して電源を入れた状態で測ってみたところ、9.2Vでした。問題なさそうですね。ちなみに、このオシロは10V以上入力するとICが壊れるそうなので(マニュアルに書いてある)ちょっとドキドキでした(^^;)

まだ数時間程度ですが、とりあえず問題なく使えています。あとは、ここまでやったからには、ちゃんとパネルを作って埋め込みたいですね。今回オシロを分解してみて分かったのですが、基板の幅は6.5cmくらいしかないので、横幅は14HPで作れそうです。無理すれば13HPかな(^^;) どちらにせよ、この武骨なケースを廃してパネルを自作すれば、ラックスペースが節約できるというメリットもあるということです。頑張ってやりますかね・・・。


関連リンク
Quimat 2.4"TFT デジタル オシロスコープ その4 (2018年10月08日)

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